赤い彗星と緑のおじさん、出会う!「ガンダムジークアクス」シャア&シャリアの絡みに「激重感情爆誕」の声

2025年4月22日(火)8時0分 ABEMA TIMES

 4月15日より順次放送中のアニメ「機動戦士Gundam GQuuuuuuX」第2話で、シャアとシャリアの思いもよらないやりとりが、ファースト世代のガンダムファンをざわつかせた。

【映像】シャアにたらし込まれる緑のおじさん(17分38秒ごろ〜)

 赤い彗星ことシャア・アズナブル(CV:新祐樹)と、“緑のおじさん”ことシャリア・ブル(CV:川田紳司)が、静かにワイングラスを交わし、握手を交わす——ただそれだけのシーンが、どうしてこうも心を揺さぶるのか。

 アニメ「機動戦士ガンダム」では、シャリアはキシリア・ザビ少将の配下として登場し、シャアの進言によりガンダムと戦わされ、散っていった“ニュータイプ候補”だ。その存在はどこか浮いており、シャアとの接触も表面的なものにとどまっていた。

 だが、「機動戦士Gundam GQuuuuuuX」ではその関係性が大きく変化していた。シャリアがキシリアとギレン・ザビ総帥との間で苦悩していた点は同じだが、ワイングラスを交わしたシャアにその苦悩を見透かされていた。

 「貴公が総帥とキシリア閣下の間で苦悩する必要がなくなる良い方法がある」「それは私と組むことだ」と、シャアは思いがけない打開案を持ちかけた。「機動戦士ガンダム」では、アムロと戦わせ、あわよくば消えてくれればとすら思っていた相手に対して、だ。

 さらに、ファーストガンダムではシャリアが語った「ニュータイプ全体の平和のために」という理想も、今回はシャアの言葉になっている。握手を交わす二人の姿には、軍人同士というよりも、ある種の盟友のような空気すら漂っていた。

 また、初代ガンダムで「人の心を覗きすぎるのは、己の身を滅ぼすことになる」とギレン総帥が発した忠告も、「機動戦士Gundam GQuuuuuuX」ではシャアが引き受けるかのように「人の心を覗きすぎるのはよくない。我々の間には隠し事などなくなるのだからな」と言い換えていた。

 言葉そのものは似ていても、そこに込められた立場や感情の重みはまったく異なる。ララァ・スンが描かれていないこの世界で、シャリアと心を通わせるシャア。命令や立場を超えて、二人が向き合っているというだけで、強く印象に残るやりとりになっていた。

 SNS上では「激重感情爆誕の瞬間である」「シャリアとシャアがワイン片手に話すシーンだけ急に湿度高くなるんよな」「本当、シャアがシャリアの運命を変えたのは初代を見てると感慨深いものがある。。」といった声も見られ、二人のやりとりを通して、過去とのつながりや重なりに思いを馳せる視聴者も多かった。

 「機動戦士ガンダム」では交わらなかった二人が、言葉を交わし、手を取り合った。それだけの場面がこれほど心を揺さぶるものになるとは、誰が予想していただろうか。

 「機動戦士Gundam GQuuuuuuX」は、1979年から続く「機動戦士ガンダム」シリーズの最新作。宇宙に浮かぶスペースコロニーで平穏に暮らす女子高校生のアマテ・ユズリハが、少女ニャアンとの出会いにより、非合法なモビルスーツ決闘競技《クランバトル》に巻き込まれていく物語だ。「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズなど手がけるスタジオカラーとサンライズの共同制作が話題を呼び、テレビシリーズに先駆けて今年1月に公開された劇場版は、興行収入30億円を超える大ヒットを記録した。

(C)創通・サンライズ

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