策士・園田賢、僥倖のオーラス逆転トップも想定内 ご満悦の首位奪回にニンマリ「計画通りですね!」/麻雀・Mリーグ

2025年4月22日(火)9時30分 ABEMA TIMES

 アガってないのに逆転、こんな勝利もまた格別だ。「朝日新聞Mリーグ2024-25」セミファイナルシリーズ、4月21日の第2試合は赤坂ドリブンズ・園田賢(最高位戦)がオーラスで逆転トップを果たした。微差でトップ目に立っていたセガサミーフェニックス・竹内元太(最高位戦)が、4着目のKONAMI麻雀格闘倶楽部・滝沢和典(連盟)のツモアガリによって親被りとなり、2着に転落。これにより、園田がトップに立つという珍しい決着となった。なお、第1試合では鈴木たろう(最高位戦)がトップを獲得しており、赤坂ドリブンズはこの日2連勝。U-NEXT Piratesを再逆転し、首位の座に返り咲いた。

【映像】計算通り!園田賢、相手のツモアガリでトップを取る瞬間

 試合は起家から園田、TEAM雷電・本田朋広(連盟)、滝沢、竹内の並びでスタート。園田は東1局、一万ポンで仕掛け始め、やや遠い混一色・対々和狙い。さらに四万をポン、八万を重ねてテンパイすると、滝沢から八万でロン。混一色・対々和の1万2000点で大きな先制に成功した。東2局も仕掛けて本田のリーチをかわす2000点の加点。その後もテンパイ料を2度入手し、トップ目で迎えた親番の南3局1本場。ここでは竹内に満貫をツモられてしまい親被り、これでトップ目を明け渡してしまう。

 こうなると南4局はアガリ競争だ。園田はダブ南が鳴けると、1筒と五万のシャンポン待ちでテンパイ。さらに三・六万待ちに手替わりすると、山には残り5枚もある有利な状況となった。しかし4着目の滝沢に押し返され、その滝沢が園田より先にツモ。タンヤオ・赤・ドラの4000点でトップ目の竹内が親被りし、園田はアガリを掴めなかったものの、珍しい形で逆転トップとなった。

 試合後のインタビューでは冒頭から上機嫌。南4局については、滝沢のアガリ点は4000点を想定していたと語り、さらに「(自分と滝沢、どちらかがアガるという前提では)僕が(ツモで)アガる、滝沢さんからロンする。滝沢さんがツモる、滝沢さんが僕からロンする。その4パターンのうち、1パターンでしか僕はトップを逃さない。そんな4分の1を引くようじゃ、とてもやってこられなかったですよ、今まで」と早口で語り、舞台袖の竹内に手を振った。

 「計画通りですね!自分がアガるも良し、滝沢さんがアガるも良し」とさらに語る園田。その後も喋り続け、最後はファンへ「ようやく首位に復帰することができました!去年はパイレーツさんがレギュラーでトップ、セミファイナルもトップ、そのまま優勝という偉業を成し遂げましたので、なんとかドリブンズもそれに続いて、セミファイナルも首位で、ファイナルに行きたいと思って頑張り続けます!」と宣言。ファンからは「応援してるよ!」「いいぞソノケン!このまま首位で駆け抜けてくれ!」「ドリブンズ優勝いくぞ!!!」と背中を押す声が多数寄せられた。

【第2試合結果】

1着 赤坂ドリブンズ・園田賢(最高位戦)3万6200点/+56.2
2着 セガサミーフェニックス・竹内元太(最高位戦)3万6000点/+16.0
3着 KONAMI麻雀格闘倶楽部・滝沢和典(連盟)1万5000点/▲25.0
4着 TEAM雷電・本田朋広(連盟)1万2800点/▲47.2

【4月21日終了時点での成績】

1位 赤坂ドリブンズ +631.0(12/20)
2位 U-NEXT Pirates +607.9(12/20)
3位 セガサミーフェニックス +274.6(12/20)
4位 TEAM雷電 +53.6(12/20)
5位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 ▲15.8(12/20)
6位 渋谷ABEMAS ▲416.8(12/20)

※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会

◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)

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