頂に立つからこそ“ゼウス”鈴木たろう、首位奪還へ迫力の親満貫で悠々トップ/麻雀・Mリーグ
2025年4月22日(火)7時17分 ABEMA TIMES

明け渡した首位の座、すぐさまゼウスが取り戻しにかかった。「朝日新聞Mリーグ2024-25」セミファイナルシリーズ、4月21日の第1試合は赤坂ドリブンズ・鈴木たろう(最高位戦)がトップ。優位で迎えた南4局、2着目から猛追するKONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人(連盟)から親満貫を決めた。
この試合は東家からセガサミーフェニックス・竹内元太(最高位戦)、佐々木、TEAM雷電・本田朋広(連盟)、たろうの並びで開始。たろうは東3局1本場から4局連続でアガリをゲット。特に4度目のアガリは、リーチのみの手が裏ドラ2枚で親満貫という僥倖で、1人抜け出すことに成功した。
南場に入り、佐々木に3度のアガリを決められてしまったたろう。南4局を迎えて2着目の佐々木との差は9400点。満貫をツモられれば、マクられてしまう。ここが勝負所と見たたろうは、ドラ表示牌のカン七万を仕掛けて、タンヤオでアガリに向かった。佐々木は二万を暗カンし、リーチに向けて手作り。本田も混一色でカン4筒のテンパイを組んでいる。佐々木がなかなか攻めてこない状況で、たろうは新ドラの5筒を2枚使った形で3・6索待ちのテンパイ。すると佐々木から3索がこぼれ、タンヤオ・赤・ドラ3の1万2000点が決まり、決定打となった。同1本場は竹内が跳満をツモって、2着浮上となり試合終了した。

痛快な勝利の裏では、思いがけないミスもあった。たろうは試合後のインタビューで、南3局に枚数カウントのミスで“うっかり”切り間違いがあったと暴露。照れ笑いを浮かべて「ただの見間違いかw」「ただのミスww」「ちゃんとミス言うの偉いなw」と、視聴者を賑わせた。
ファンに対しては「ドリブンズ、ちょっと落ちそうな雰囲気が出てしまいましたが、これからどんどん盛り返していきたいと思います」と笑顔で挽回を誓い、これにファンからは「ナイストップでした!」「たろうさんいれば大丈夫」「ドリ1位で突破したい」「たろさん強いわ」と称賛や応援の声が多数寄せられていた。
【第1試合結果】
1着 赤坂ドリブンズ・鈴木たろう(最高位戦)5万600点/+70.6
2着 セガサミーフェニックス・竹内元太(最高位戦)3万100点/+10.1
3着 KONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人(連盟)2万200点/▲19.8
4着 TEAM雷電・本田朋広(連盟)−900点/▲60.9
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)