コメンテーターとして存在感見せるアンミカ、「意見は言っても批判はしない」発言する責任と覚悟

4月22日(木)8時40分 オリコン

コメンテーターとして存在感増すアンミカ

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 バラエティーから情報番組まで、幅広く活躍しているアンミカ。昨今では、コメンテーターとしても存在感を発揮している。「意見は言うけれど批判はしない」、そんなスタンスが支持を集めている彼女ではあるが、発言が一人歩きしてしまう怖さもある。暗いニュースが多いなかで、どんな決意で言葉を発しているのか。ポジティブな言葉を紡ぐ秘訣は——。率直な思いを聞いた。

■コロナ禍で暗いニュースが多くても、「“不安”や“怖い”で視聴者を揺さぶらないように」

 コメンテーターとしても活躍し、ポジティブな言葉と笑顔で多くの人を勇気づけているアンミカ。先ごろ発売された『ポジティブ日めくりカレンダー 毎日アン ミカ』(講談社)には、そんな彼女が大切にしている31の言葉とが収められている。

──この時期に、日めくりカレンダーを発売されたのは?

【アンミカ】これまで講演会や書籍といったさまざまな形で"幸せ脳"の育み方についてお伝えしてきましたが、もっとシンプルに言葉を伝える方法はないかな? と考えていたところ、講談社さんが日めくりカレンダーというスタイルを提案してくださったんです。1日1つのポジティブな言葉が日々を笑顔でスタートするスイッチになる、そんなふうにみなさまに使っていただけたらうれしいですね。

──コロナ禍の中での生活も1年が経ちました。ポジティブなアンミカさんでも、閉塞感漂う話題ばかりで沈んでしまうことはなかったですか?

【アンミカ】たしかにこの1年、コメンテーターとしても暗い話題を扱うことが多かったですからね。コメントをする際には生活者として等身大で感じていることを専門家などにお伝えしつつ、だけど“不安”とか“怖い”といった感情で視聴者の方を揺さぶらないように心がけてきました。特に締めの言葉では何かしら希望を見出せたり、問題提起になったりとその先に繋がるコメントができるよう、この1年はより心がけさせて頂きましたね。

──ご自身の生活には、コロナでどんな影響がありましたか? 

【アンミカ】多くのご家庭と同じく、我が家も旦那さんがリモートで仕事することが増えました。これまで出張が多く、週5日は外食する人だったので、生活はガラリと変わりましたね。そうした日々で些細なケンカも増えて。これではいけないと、2人で「◯曜日は出前もOK」とか「リビングでの仕事は◯時まで」など新しいルールを決めました。おかげさまで、今ではコロナ前以上にラブラブな毎日です(笑)。

──現在では、コメンテーターとしてのポジションを確立されていると思います。改めて、発言する立場としてのお考えは?

【アンミカ】テレビで発言する者としての責任と影響力は、重く受け止めています。ですから、しっかりとした情報収集が欠かせません。現場でも本番直前まで。また情報はどんどん更新されますから、CM中もスマホでニュースをチェックしています。それでも人間ですから、完璧はあり得ない。謙虚さと反省の心は常に持っていなければと思っています。

──ご意見番のような役割を期待されることについては、どう感じていますか?

【アンミカ】まず大前提として、私は“意見”は言うけれど“批判”はしないという姿勢でいます。よくネットニュースの見出しで「アンミカ、◯◯をバッサリ」と書かれるんですけど、きちんと聞いていただければわかるように、私は個人を断罪することはしないよう心掛けています。先日の政治家の方の女性蔑視発言についても、個人が悪いというよりは、あの世代の一部の方々にある、今なお根強い価値観を"事象"として捉えた上で問題提起をしたつもりでした。

──ネットニュースはどうしてもキャッチーに切り取られがち。それが曲解して伝わってしまう問題はありますね。

【アンミカ】記者の方のお気持ちもわかるんです。短い言葉で、いかに読者の目を惹き付けるかが勝負なところもあるので。ただおかげさまで、私も自分の伸びしろを感じているんです(笑)。トークをさらに磨くことで、言葉を切り取りにくい物の言い方や、誤解されない言い回しを開発していこうと。ただ、人間誰しも間違うことはあり、その間違いの1点だけを捉えてその人を全否定する権利は誰にもないと思います。

■電話で感じたジェネレーションギャップ、押し付けや批難でなく「相互理解が大切」

──ニュースにコメントを取り上げられることで、ご自身に批判が飛び火することもあるのでは?

【アンミカ】私はエゴサーチをまったくしないので、直接目にすることはなくて。私のSNSのコメント欄にも、不快なことを書いてくる方はほとんどいないのは有難いことです。しかし、私の至らない点を、愛と勇気を持って指摘してくださる意見について、真摯に耳を傾けるようにしています。

──SNSをきっかけとしたトラブルや悲しい事件も昨今多く散見されますが、どのように捉えていますか?

【アンミカ】SNSはとても便利なものですが、便利に踊らされず、共感力や想像力といった人間の美点がもっと育まれていってほしいと願います。"既読スルー"に傷つく方もいるそうですが、相手にも都合やペースというものがあるので、すぐに返事がこなくても不安にならない想像力が必要だと思います。ただ、生まれたときからデジタルに囲まれて育った世代にとっては、携帯でのコミュニケーションが当たり前なのでそう捉えるのはなかなか難しいのかもしれませんが、相手の身になって広い想像力を持って、便利なツールをポジティブに使ってほしいですね。

──ジェネレーションギャップも、昨今トラブルのきっかけになりがちですね。

【アンミカ】電話が苦手な若い方も多いみたいですね。私も、若い方に電話をしたとき、「電話していいかどうか、先にLINEで確認してください」と怒られたことがあって(笑)。私の世代はまず電話をするのがマナーだったのですが、『時代によって常識が変わってきているんだ』と学ばせてもらいました。今は受けてきた教育も価値観も、本当にさまざまな世代が混在しています。だから、大切なのは相互理解。「私たちの時代はこうだった」と一方的に押し付けたり、「おじさん、おばさんはダメだ」「今の若い子は…」とただ批難したりするのではなく、互いに歩み寄り、理解していこうという気持ちでお付き合いしていけば、世界はもっと優しくなると思います。

──先日49歳になられたばかりですが、50代を前にした今はどんな心境ですか?

【アンミカ】もともと私は若く見られるタイプではないので、先日も「まだ40代だったの?」と言われました。冗談で、「100歳かと思った」とかね(笑)。だからようやく年齢がついてきたというか、50代を迎えるのは本当に楽しみですね。年齢を重ねることでコメンテーターとしての説得力も増すでしょうし、その分、さらに勉強をしなければと気持ちを引き締めているところです。

——充実した年代を迎えたアンミカさんの言葉、今後も楽しみです。

【アンミカ】私はとくに“和顔愛語”という言葉が好きです。カレンダーの中にもあるのですが、そうしたみなさんの心が少しでも軽くなったり、明るくなったりする言葉を届けていきたいですね。

(文:児玉澄子)

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