テレビ朝日、フジめぐる問題受け「第二次」調査結果を報告 「女性の役割として会食の場を盛り上げるよう言われた」事案も
2025年4月22日(火)14時19分 オリコン
テレビ朝日(C)ORICON NewS inc.
同社は、フジテレビに関する一連の問題を受けて、「出演者やその関係者と社員との関係性に問題がないか実態を把握するため」とした第一次調査を実施。制作現場やアナウンス部を中心に行い、会食等での不適切な行為の報告はなかった旨を今年1月22日に公表した。
その後、同社のコンプライアンス部門が、アナウンサー全員および業務において取引先との会食が必要な部署の一部の社員に対して、「より丁寧で広範」とした第二次調査を実施。「あらためて番組出演者からの不適切な言動は確認されませんでした」と報告した。
しかし発表された文書では「ただ、趣旨が分からない会食に呼ばれた、管理職から女性の役割として会食の場を盛り上げるよう言われた、会食の出席者から連絡先を聞かれたなどの報告がありました」とも説明しており、「それぞれ調査対象者の意向を確認した上で、必要な対応を行っております」と伝えた。
また、同社は「人権に対する取り組みの一環」とし、先月、ハンドブックを発行。「今後、この冊子をもとにすべての社員を対象に研修を行うなど、引き続き人権尊重の意識を高めてまいります」と締めくくった。