経済アナリスト森永康平氏 父・卓郎氏が生前語った株価の見通し否定「期間は長くなるかもしれないけど」

2025年4月22日(火)20時4分 スポーツニッポン

 経済アナリスト森永康平氏(40)が22日、ニッポン放送「垣花正 あなたとハッピー」(月〜木曜前8・00)にコメンテーターとして生出演。トランプ米大統領の政策で、乱高下する株価の見通しについて私見を語った。

 パーソナリティーのフリーアナウンサー垣花正が「トランプ関税にひっかけて、株価の話もちょっとしてもらおうかなと思うんですよ。新NISAで世の中の多くの人が投資を始め」と言い、アシスタントの熊谷美帆に「最近どうですか?」と聞くと「もうマイナス、マイナスの数字がどんどん大きくなっております」とため息交じりに語った。

 垣花が「見ないほうがいいよというアドバイスなんですか?」と聞くと、森永氏は「見て、気が暗くなってしまうくらいなら、見ないほうがいいんじゃないかな」とアドバイス。さらに「積み立て投資って下がる局面がないと儲からないんですよ。買い始めてからずっと株価が上がり続けていた方が、精神的には気分がいいのは分かるんですけど、それってどんどん自分で階段を上って行っている状況になっているんで、ある時ストーンと下がったら、高いところから落ちることになっちゃうんで、ケガするじゃないですか。でも、波打っている時に淡々と買っていると、平均されていくんで、むしろ利益が出やすくなる。下げの時はおいしく思わないと、本当は積み立て投資に向かないのかなと思う」と語った。

 それを聞いた垣花が「下がっている時に一喜一憂の憂の方で落ち込んでいると、投資に向かない性格?」と再び問うと、森永氏は「まあそうですね」とし、「去年の8月に令和のブラックマンデーがあった時も、データを見るとあのタイミングで積み立てNISAをやめちゃった人たちって結構いたっぽいんですよ」と明かした。それを聞いた垣花は、「いやいや、森卓が“今、やめ時で〜す!”って言っていた。“全部売ってください!”って言っていたんですよ。お父さんが」と、原発不明がんのため今年1月に死去した、父で経済アナリスト森永卓郎氏(享年67)が語っていたアドバイスを明かすと、「でも、あの後日経平均4万円に戻った。今回も、ちょっと期間は長くなるかもしれないですけど、同じ道をたどるんじゃなかろうかと思っています」と自身の見通しを語った。

 ジャーナリストの須田慎一郎氏も、米国は「今トリプル安、債権安、株価安、ドル安という状況になっていますけど、これを受けて相当不満がたまっている」とし、中間選挙の行われる2年後には「少しは軌道修正されてくるのかなと思うんです」と語った。

スポーツニッポン

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