二刀流ロックバンド「少年キッズボウイ」がメジャーデビュー 8人それぞれ別の仕事に従事
2025年4月22日（火）5時1分 スポーツニッポン
メンバー全員が音楽活動をしながら別の仕事にも就く異色の「二刀流ロックバンド」がメジャーデビューする。男女8人組「少年キッズボウイ」で、5月21日に「キスをしようよ」を日本クラウンからリリースする。
8人はそれぞれがシステムエンジニア（SE）、鉄道乗務員、映画配給会社員など別々の仕事に従事している。結成は2020年。現在コンサル会社部長のボーカル・こーしくん（32）が「一獲千金を夢見て」バンド結成を決意。新入社員の頃に読んだビジネス書の「異なる経歴の人と仕事をすればイノベーション（新たな価値）が生まれる」という一文を思い出し、あえて職種が異なるメンバーを集めた。
職種が違うだけに生活リズムはバラバラ。練習時間やライブ日程の調整も難しい。それでも5年間活動を続け、メジャーデビューの夢をつかんだ。バンド活動と仕事の両立ができず、デビュー後も当面活動を休止するメンバーもいるが、リーダーの山岸（26）は「学校では部活があるから勉強もできるように、2つの“本業”があることが大事」と力説。「どんなに売れても仕事とバンドを両立する」と語る。
目指すは音楽界の二刀流。こーしくんは「大谷翔平選手の活躍に日々刺激を受けています。我々も頑張りたい」と飛躍を誓った。（吉澤 塁）
