浅香航大、多様化する夫婦の形に本音 最初は「『三人夫婦』なんてありえない」と思ったけど...心境に変化
2025年4月22日(火)8時2分 スポーツニッポン
俳優・浅香航大(32)が、8日に放送をスタートしたTBS系ドラマストリーム「三人夫婦」(火曜深夜0・58)で地上波ドラマ初主演を果たした。タイトル通り、2人の男性と1人の女性で“夫婦”として生活していく…という、全く新しい結婚観を描いた物語。多様性の時代とはいえ、夫婦のあり方としては稀有な設定だ。この物語を、浅香はどう見ているのか。ドラマへの印象や、同作に懸ける思いを聞いた。(中村 綾佳)
浅香が演じるのは、孤独な堅物男・三津田拓三。元カノからの連絡をきっかけに、元カノとその今カレとなぜか3人で夫婦として生活していく…という、新しいホームラブコメディーだ。拓三の元カノ・矢野口美愛を朝倉あき、その彼氏・里村新平を鈴木大河(IMP.)が演じ、自分らしい幸せを見つけていく。
オファーを受けたときの感想を、浅香は「『三人夫婦』というタイトルのインパクトが非常に強くて、どういうことなんだろう?と思いました」と明かす。「現代は多様性の時代。ドラマの中にも純粋なラブストーリーもあれば、不倫もの、BL…たくさんのジャンルがある中で、この作品はどういう位置づけになるんだろうと、期待を持ちながら台本を読ませていただきました」と振り返った。
読み進めると「想像していたより凄くハートフルで、コメディーの要素も多く、ほっこりできる内容でした」という。「これはきっと新しい形のラブストーリーとして、面白い作品になるんじゃないかなと思いました」と期待を込めた。
物語にちなみ、自身の結婚観を問われると 「自分は性格的に三人夫婦という形は難しいかもしれないですね(笑)結婚願望はあります」と冗談めかす。一方で「僕が演じる拓三も、その選択肢はないと思っていた。けれど、2人との生活の中で心情が変化していくんです」という。
「“三人夫婦なんて何を言っているんだ、そんなのあり得ないでしょ”という気持ちでしたが、役を通して見ればいいこともあるなと思いました。もちろん難しいこともあるんですけど…幸せの形は人それぞれだと、本当に思ったんです。社会の枠にとらわれずに“自分が幸せになる”ことを考えたとき、もしかしたらありえるのかもしれないな、とは思いました」
そんな新たなものの見方を得るきっかけにもなる物語。キャッチーなタイトルへの反応はもちろん、意外にも自身の役の“外見”への反響も大きかったという。
「髪形への反響が一番多かったですね。僕も初めて挑戦した髪形なのですが…」というヘアスタイルは、前髪からサイドまで切り揃えられ丸みを帯びた“きのこヘアー”。「僕のこれまでのイメージとはちょっと違うのかもしれませんね。僕自身は、何の疑いも持たなかったのですが反響が大きくて驚きました」といい「独特だなあとすら思ってなかったです。でも、SNSや関係者の方にもよくつっこまれました」と打ち明けた。
「僕は台本を読んだときから、拓三のイメージはこの髪形でした」というこだわりの髪型。「かわいいって言われるのが凄くうれしいです」とはにかんだ。