「あんぱん」のぶビンタ「優等生ぶるな 母の言いなり」嵩&千尋が感情むき出し「拗らせすぎ」ネット涙も
2025年4月22日(火)8時15分 スポーツニッポン
女優の今田美桜(28)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「あんぱん」(月〜土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は22日、第17話が放送された。話題のシーンを振り返る。
<※以下、ネタバレ有>
「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」シリーズなどのヒット作を放ち続ける中園ミホ氏がオリジナル脚本を手掛ける朝ドラ通算112作目。国民的アニメ「アンパンマン」を生み出した漫画家・やなせたかし氏と妻・暢さんをモデルに、激動の時代を生き抜いた夫婦を描く。
第17話は、朝田のぶ(今田美桜)が勉強のため柳井家を訪れると、柳井嵩(北村匠海)の姿が見当たらない。嵩は線路沿いを歩きながら、昨晩立ち聞きした柳井寛(竹野内豊)の書斎からの会話を思い出していた。そして、屋村草吉(阿部サダヲ)に子どもの頃の弟との思い出を語る。同じ頃、部屋で嵩を待つのぶは、柳井千尋(中沢元紀)から兄への思いを聞く。夕方、どこに行っていたのかと問う千尋に、嵩は自嘲めいた物言いで答え、ついには取っ組み合いに…という展開。
千尋は「兄貴がおらんなるのが、怖かったがよ。小さい時、この家に1人で預けられたき、あの時も兄貴があの人(母)とおらんになってしまうがやないろうかと思うて。また、1人になるのが怖かった」と打ち明けた。
嵩は幼い頃、兄弟で川を泳いで渡ったことを思い返し「2人で太平洋を横断した気持ちになりました」。弟は自分が守ると思っていたが、草吉は「立場が逆転しちゃったんだな」「シーソーなら、またおまえが上に上がることも…なさそうだなあ」。嵩は落ち込んだ。
嵩「俺がいない方が、勉強はかどっただろ」「のぶちゃんはおまえに勉強教わりに来たんだよ。俺はおまえと違って頭悪いからな」
千尋「わしに当たるがは構わん。でもまず、のぶさんに謝れ」
嵩「おまえ、また優等生ぶりやがってね。おまえのそういうところが気に入らないんだよ!」
2人は庭に倒れ込み、取っ組み合い——。
嵩「病院継ぎたきゃ継げばいいだろう。俺に譲ったりなんかするな!」「俺が医者なんかなれるわけないと思って笑いものにしたいのか?」
千尋「わしはわしの行きたい道を行くだけや!」「兄貴はなんで、おふくろの言いなりになるがな」「随分前に捨てたと思うちょったら、急にまた戻ってきて母親面して。あの人は息子を医者にして、自分の居場所を作りたいだけやろうが!兄貴はあの人に利用されゆうがよ!」
嵩「黙れ!おまえはどうなんだよ。ここにもらわれてきてから、伯父さん伯母さんの顔色ずっとうかがって、優等生になって。立派だよ、おまえは。兄弟でも月とスッポンだもんな。胸の中じゃ、こんな兄貴いなくなればいいと思ってんだろ!」
駆けつけたのぶが割って入り、嵩にビンタ。「あんたは千尋くんの気持ち、ひとっちゃあ知らん。誰が一番近くであんたのこと、ずっと見てきたと思うちゅうがで」——。
むき出しの感情が痛い。SNS上には「嵩、拗らせすぎ」「千尋くんが正論すぎ」「朝から泣ける兄弟喧嘩」「初の兄弟喧嘩(推定)が容赦なかった」「もう朝から大号泣」「嵩よ、千尋に八つ当たりはよくない」「これは両方のお母さん、めっちゃ傷つく。でも、紛れもない気持ち」「張り詰めた雰囲気の中、ヤムおじさんの存在がありがたい」などの声が続出し、反響を呼んだ。兄弟仲は果たして。