伊達朱里紗「気合い、入ってます!」半端ない勝負強さで雪辱トップ ついにチームはファイナル圏内の4位浮上/麻雀・Mリーグ
2025年4月23日(水)9時30分 ABEMA TIMES

チームメイトの期待に、しっかりと応えた。KONAMI麻雀格闘倶楽部の伊達朱里紗(連盟)が4月22日、プロ麻雀リーグ「朝日新聞Mリーグ2024-25」セミファイナルシリーズの第2試合に登板。抜きつ抜かれつの激戦を制し、チームをファイナルシリーズ進出圏内の4位へと押し上げた。
第1試合は高宮まり(連盟)が2着と健闘。4位のTEAM雷電に56.8ポイント差まで迫った。当試合は起家から赤坂ドリブンズ・渡辺太(最高位戦)、伊達、セガサミーフェニックス・浅井堂岐(協会)、U-NEXT Pirates・仲林圭(協会)の並びで開局。伊達は東1局1本場、リーチ・ツモ・一盃口の4000点(+300点)をアガった。
親番の東2局では、浅井が満貫・8000点(供託1000点)をツモ。トップ目を譲るも、南1局では「親のリーチの現物で河に4枚切れていた」「ダマテンで満貫がある」などとの思考から、ヤミテンに構えてタンヤオ・平和・赤2の満貫・8000点(+300点、供託2000点)を獲得した。南2局では、浅井が満貫・8000点を奪取。再び伊達は2着目に転落したが、南3局では無駄のない打ち筋からリーチ・一発・ツモ・北の満貫・8000点を成就させ、そのまま会場をチームカラーに染めた。

試合前には、チームメイトの佐々木寿人(連盟)から「サロンパストップ、3万6800点のトップでボーダーだ」と伝えられていたそうだ。結果は、4万2500点。伊達は「達成できて、とても嬉しいです」と表情を崩した。前回登板時は、▲77.7ポイントの4着だった。「すごく大きいラスを引いてしまって…。自分の選択次第では、もうちょっと素点とか順位とかも上げられたかもしれなかった半荘で、すごくファンの方たちをがっかりさせてしまっただろうなって悲しかった」。伊達は心境を吐露し、「このトップは、そういった前回の反省も含めて、すごく嬉しいです」と語った。
この勝利で、チームはわずか5.7ポイント差ながらも4位に浮上した。伊達は「願わくば本当、じゃあ今、終わろう…みたいにしたいくらいなんですけれども」と冗談を言いつつ、「(残り)6戦、本当に何があるか分からないんですけれども、私たちのチームが(セミファイナル)最終日は打てないので、雷電さんにできるだけ条件を突きつけられるように、ここからトップ・トップ・トップ・トップ…と伸ばしていけたら、すごく嬉しいなと思っています」とコメント。「気合い、入ってます!」。見事に雪辱を果たした朱きヴァルキュリアが、次戦以降もライバルたちを圧倒する。
【第2試合結果】
1着 KONAMI麻雀格闘倶楽部・伊達朱里紗(連盟)4万2500点/+62.5
2着 セガサミーフェニックス・浅井堂岐(協会)3万4400点/+14.4
3着 赤坂ドリブンズ・渡辺太(最高位戦)1万2800点/▲27.2
4着 U-NEXT Pirates・仲林圭(協会)1万300点/▲49.7
【4月22日終了時点での成績】
1位 赤坂ドリブンズ +661.0(14/20)
2位 U-NEXT Pirates +507.0(14/20)
3位 セガサミーフェニックス +270.4(14/20)
4位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +59.3(14/20)
5位 TEAM雷電 +53.6(12/20)
6位 渋谷ABEMAS ▲416.8(12/20)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)