中村隼人、異色の時代劇ヒーロー役で連ドラ初主演 見どころは「気絶のレパートリー」

4月23日(火)13時55分 オリコン

作品の見どころを語っていた中村隼人 (C)ORICON NewS inc.

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 歌舞伎俳優の中村隼人(25)が23日、東京・渋谷のNHKでBS時代劇『大富豪同心』(5月10日スタート、毎週金曜 後8:00 BSプレミアム)の試写会に出席した。中村は連続ドラマ初主演。「映像作品の出演も多くなかったので、主演の話をいただいて、まさかまさかとびっくり。原作を読ませていただいて、三味線をひいたり、小唄でちょっと踊ったりするシーンがあり、所作も重要な役だと思ったので、精一杯、応えていきたいと思いました」と心境を語った。

 幡大介氏の時代小説「大富豪同心」シリーズを原作に、ドラマオリジナルのキャラクター設定などを加えて小松江里子氏が脚本化。十代将軍・家治の治世、日本橋に大店を構える江戸一番の商人・三國屋の孫で放蕩(ほうとう)の限りを尽くしてきた24歳の卯之吉が、町の同心(警察の巡査に相当)として就職。八巻卯之吉(やまき・うのきち)と名乗り、江戸の難事件を解決していく。

 卯之吉は、武道も走るのも苦手、お化けが怖くて夜道も一人であるけない、同心には全く向いていないにもかかわらず、お金持ちすぎて逆にお金や立場にとらわれない超然とした姿勢や、放蕩生活で身につけた品や教養によってどんどん周囲の人々の誤解を引き起こし、その人々の力によって物事が解決していく、いままでにないヒーロー像を体現するキャラクター。

 役作りのポイントは「はんなり」。「なんとなく皆さんの頭の中で想像できるものはあると思うのですが、それをどう役に投影して表現したらいいのか、難しかった」と言う中村だったが、撮影現場で見てきた新川優愛や稲森いずみは「はんなりしている」と大絶賛。「軽やかさがあるというか、現場で難しいオーラを出さない。もしかしたら、人知れず悩んだり考えたりしているのかもしれないけれど、はんなりな雰囲気が出ていて、こちらまでいやされる」(稲森)と話した。

 さらに、卯之吉の必殺技は、気絶。本人が気絶しているうちに、凄腕剣豪の浪人や侠客の親分などが敵をやっつけてくれる見せ場がほぼ毎回あるという。「気絶したこと、あります? どういう風になるんだろう、とそのあたり監督とも話をしながら、レパートリーを工夫しながらやっているので楽しみにしていただけたらと思います」と見どころを語っていた。

 撮影は今年2月4日にクランクインし、5月中旬まで続く。中村は「歌舞伎の舞台でも主演を経験させてもらって思うのは、主演が空気を決めると思われがちですが、実は周りがどういう作品にしていこうか、という気持ちの方が雰囲気に現れる。幸い、卯之吉は自分でなんでもできて、バサバサ敵を斬って解決するようなヒーローではなく、周りに助けられて人間味を増していき、成長していく物語。実際の撮影現場の雰囲気と似ていると思う」と、共演者やベテラン揃いのスタッフに感謝していた。

 新川は女剣士・溝口美鈴役で時代劇初挑戦。「所作も、せりふを覚えるのも難しく、殺陣もあって、ほぼすべてが初めてづくし。みなさん優しく教えてくださるので、少しずつ成長できているのかな、と思いますし、自分にできることを全部出し切ってのぞめたら」と、気合を入れ直していた。

 稲森は深川一番の人気芸者・菊野役。卯之吉に有用なアドバイスをする軍師のような側面も見せる役どころ。「お城の中できちんとしている役が多かったので、芸者役を新鮮に感じています。色柄がきれいな衣装や崩しているのに崩れない着こなし、黒を羽織りでシャキッとかっこよくきまる。所作の先生からトップクラスの芸者は堂々とした気品があると教わり、堂々と演じています」と話していた。

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