安倍首相の3選確率 「麻生氏辞任でゼロになる」と自民議員

4月23日(月)7時0分 NEWSポストセブン

“自爆”があるかも(時事通信フォト)

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 この国の政治はもはや“安倍抜き”で進み出した。安倍晋三首相が訪米中に財務省のセクハラ次官が辞任し、テレビ朝日は女性記者がセクハラ被害を受けたと会見。国会では首相側近である柳瀬唯夫・経済産業審議官(元首相秘書官)の証人喚問や参考人招致も避けられそうにない。帰国したとき、政権は焼け野原になっていたのだ。


 福田淳一・前財務事務次官に引導を渡したのは二階俊博・自民党幹事長と井上義久・公明党幹事長の「ケジメをつけろ」の辞任勧告であり、麻生太郎・財務相もそれを受け入れた。自民党内ではこんな数字が囁かれている。


「これで20%から10%に下がった。あとは麻生さんが辞任すればゼロになる」(中堅議員)


 内閣支持率のことではなく、「安倍3選確率」だという。安倍首相が秋の総裁選で3選する可能性は限りなくゼロに近づいているとみられているのだ。


「まるで総理の留守を狙ったように身内の与党から不利な状況が作られ、訪米の成果など吹き飛んだ。一体、菅(義偉)官房長官は何をやっていたのか」(安倍側近)


 これまで政権の危機を救ってきた菅氏も動かない。自民党各派の関心はすでに「次は誰か」に移り、実力者のちょっとした動きが、大きな波紋を広げていく。


「(安倍首相の)3選は難しい。信頼がなくなってきている」


 いち早くそう声を上げた小泉純一郎・元首相が安倍首相の留守中に二階氏、小池百合子・東京都知事らと会合を持つと、「安倍降ろしが話し合われた」という情報が流れた。


 首相がコケれば“タナボタ”で政権が転がり込むと色気満々の総裁候補たちは世論調査の数字に敏感になり、一喜一憂している。


 1位は石破茂・元幹事長(26.6%)、2位・小泉進次郎氏(25.2%)、3位が安倍首相(18.3%)──共同通信の世論調査(4月14〜15日調査)の「次の総裁にふさわしい人」で石破氏がトップに立つと、4位(5.9%)と大きく水をあけられた岸田文雄・政調会長の側近議員たちは慌てた。


「石破と、石破の支援に回ると言われている進次郎を合わせると支持が過半数を超える。岸田さんも禅譲を期待して安倍総理と焼き肉なんか食っている場合じゃない」


 共同の調査が報じられた翌日の夜、岸田氏が安倍首相と会食したことに、派内の若手からそんな不満の声があがった。暫定1位になった石破陣営の幹部は舞い上がって足が地についていない。


「総裁選のキャッチフレーズは『石破の次は進次郎』に決まりだな。石破さんも、“オレは進次郎までのつなぎになる”と言っている」


 同じく総裁候補とされる野田聖子・総務相、河野太郎・外相らの周辺もこの数字に一喜一憂する。


※週刊ポスト2018年5月4・11日号

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