将棋「棋聖戦」の賞金総額が実質、棋界最高額5000万円に 女流「白玲戦」も総額5000万円にアップ
2025年4月23日(水)5時0分 スポーツニッポン
日本将棋連盟は22日、タイトル戦の棋聖戦で、非公表だった優勝賞金額を4000万円に増額すると発表した。さらに特別賞1000万円の新設も決定。事実上の総額は5000万円となり、竜王戦の4400万円を上回って棋界最高額に躍り出た。特別協賛のヒューリックが支援強化として資金を提供する。
またヒューリックが主催する女流タイトル戦、白玲戦の優勝賞金も女流最高額の1500万円から4000万円にアップ。こちらも特別賞として1000万円が加えられる。
この日、会見した日本将棋連盟の羽生善治会長(54)は女流棋戦の価値を高めるため、白玲タイトル通算5期を獲得した女流棋士にフリークラス入りの権利を与える構想を公表。現時点で女性が棋士となる道は三段リーグ上位通過とプロ編入試験合格の2通りだが、第3の手段を新設する方針を示した。
白玲のタイトルは西山朋佳女流3冠(29)が通算で3期、福間香奈5冠(33)が1期を保持している。