八代英輝弁護士 石破首相のガソリン価格10円引き下げ表明、間の悪さを指摘し「だったら暫定税率廃止を」

2025年4月23日(水)12時44分 スポーツニッポン

 弁護士の八代英輝氏(60)が23日、コメンテーターを務めるTBS「ひるおび」(月〜金曜前10・25)に出演。石破茂首相(68)は22日、ガソリン価格を1リットル当たり10円引き下げると表明したことに言及した。

 物価高対策として5月22日から実施する。現在は補助金によりレギュラーガソリン1リットル当たり185円程度になるよう抑えているが、こうした目安を廃止して定額値下げに切り替える。夏の暑さ対策として、7〜9月の電気・ガス料金を支援することも発表した。

 足元で原油価格は下落し、17〜23日のガソリン補助金は2022年1月の制度開始以降初めてゼロになっていた。今回の見直しで市場価格が185円を下回っても補助が適用されるようになるため、消費者の負担は軽くなる見通し。ただ、今後ガソリン価格が大幅に上昇した場合には逆に負担増となる恐れもある。

 ほかに軽油についても1リットル当たり10円、重油・灯油は5円、航空機燃料は4円引き下げると表明した。財源は既存の基金を活用し、新たな予算措置は実施しない。資源エネルギー庁によると、現在の基金残高は約1兆1千億円に上り、単純計算で26年3月末ごろまで補助継続が可能という。

 石破氏は「企業や国民生活への影響を注視し、必要な支援に万全を期す」と強調した。電気・ガス料金支援の具体的な内容については今後の燃料価格や電気料金の動向を見極めて5月中に決定すると述べた。

 八代氏は「間が悪いなあって思うのは、今為替相場も円高に振れているじゃないですか。原油価格も下がっている。そのタイミングで補助で下げます。だったら暫定税率廃止をして恒久的にしてくださいと言いたくなりますよね」と自身の考えを述べた。

スポーツニッポン

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