渡辺謙 「国宝」主演の吉沢亮をべた褒め「凄い尊敬」「俳優仲間として“凄いものを作ったな”」
2025年4月23日(水)20時3分 スポーツニッポン
俳優の渡辺謙(65)が23日、映画「国宝」(6月6日公開、監督李相日)の完成報告会に出席した。主演の吉沢亮(31)の演技をべた褒めした。
同作は任侠の一門に生まれながらも、歌舞伎役者の家に引き取られ、芸の道に人生をささげる主人公・喜久雄(吉沢亮)の50年を描いた壮大なストーリー。渡辺は上方歌舞伎の名門・丹波屋の看板役者である花井半二郎を演じ、跡取り息子の俊介を横浜流星が演じた。
「花井半次郎、2代目の花井半次郎という無謀な挑戦を、急に託されまして、なんとかやり遂げることができました」とあいさつ。吉田修一氏の原作を読んだ際に「こんなの映像なんかできねえし、誰もこんなのできないよ」と思ったことを明かし、笑いを誘った。
「でも、いたんですね、ここに」と吉沢に視線を向け、「これまでもいろいろ大河ドラマやったり映画もたくさん出てるんだと思うんですけど、本当に試写を見た後にすぐ李(監督)に“これ吉沢の代表作になるね”って言ったんです」と感銘を受けたことを打ち明けた。
そして、「(吉沢が)『国宝』にかけている姿も知ってるし、もちろん(横浜)流星も凄いんですよ。流星も凄いんですけど、やっぱりこの作品を背負うその覚悟と、ある種の執念みたいなもの、それを亮が持ち続けて。試写で見た時には、俳優仲間として“あ、凄いものを作ったな”って思って、凄い尊敬できましたね」とべた褒めだった。
これを受け、吉沢は「本当にありがとうございます。この作品はかなりの思いをかけて臨んだ作品で、本当にこの作品が僕の代表作になってくれたらいいなっていう思いでやらせていただいてた作品なので、凄くうれしいです」と笑顔で語った。