谷原章介「凛とした強さとその中にある優しさ、弱さ...両極端な面が魅力だったのかも」中山美穂さんを偲んで
2025年4月23日(水)10時1分 スポーツニッポン
俳優の谷原章介(52)が23日、MCを務めるフジテレビの情報番組「サン!シャイン」(月〜金曜前8・14)に出演。22日にお別れの会が営まれた女優で歌手の中山美穂さん(享年54)への思いを語った。
昨年12月6日に54歳で亡くなった中山さんのお別れの会は22日に東京都千代田区の東京国際フォーラムで営まれた。アイドルとして同時代を駆け抜けた小泉今日子と映画監督の岩井俊二氏が弔辞を読んだ。関係者ら約800人が参列し、1万人以上のファンが最後の感謝を伝えた。
女優で妹の中山忍は「姉・中山美穂を愛してくださり、本当にありがとうございました」と感謝。「姉のことが大好きな妹の勝手なお願いですが、いつまでも姉のことを覚えていてください」と呼び掛けた。
谷原は「僕も会に参加させていただきまして訪れたんですけれども、会場に入りますと、まずずーっと中山さんのコンサートの映像が流れていまして、そこで歌ってる姿だったり、ドラマで活動されている、もしくは歌の番組に出ているとか、あと映画だったりとか、そんな中、中山さんを紹介する動画の最後が『Love Letter』で、“皆さんお元気ですか”ってのが何度も何度も使われていて」とお別れ会の様子を説明。
そして、「妹の忍さんの言葉がとても胸に残って、かみ締めるようにゆっくりと1つ1つお姉さんとの思い出とか気持ち、そして来てくださった人への感謝、そういったことをゆっくりと述べてらっしゃる中、最後の方に祭壇のお姉さんの写真に向き直ってマイクを通さずにお一人で語り掛けてらっしゃった姿ってのはとても胸に残りましたね」と話した。
続けて「忍さん自身は本当は、私はここに来たくなかったんですと。お別れになってしまうので、お別れをしたくなかった。その言葉を聞いて、僕も中山さんが亡くなった時にどう受け止めていいか分からなかった自分が、あーこれでお別れなんだなっていうのを感じて、凄く悲しくなったのを覚えています。本当に稀有な方でした」と話し、「凛(りん)とした強さと、でもその中にある優しさ、どこか弱さみたいなもの、その両極端な面が中山美穂さんの魅力だったのかも知れないなと改めて今回考えさせられました。どうかどうかゆっくりお休みください」と偲んでいた。