中山美穂さんお別れの会 妹・中山忍、最愛の姉へ「親バカならぬ姉バカ」遺影の前で大粒の涙

2025年4月23日(水)4時15分 スポーツニッポン

 昨年12月6日に54歳で亡くなった女優で歌手の中山美穂さんのお別れの会が22日、東京都千代田区の東京国際フォーラムで営まれた。アイドルとして同時代を駆け抜けた小泉今日子(59)と映画監督の岩井俊二氏(62)が弔辞を読んだ。妹の忍(52)は「姉・中山美穂を愛してくださり、本当にありがとうございました」と感謝した。関係者ら約800人が参列し、1万人以上のファンが最後の感謝を伝えた。

 優しくほほ笑む姉の遺影の前で、忍は目を赤く腫らして報道陣の取材に応じた。「(亡くなった時より)今の方が泣いてしまう、これが夢だったら良かったな…。まだお別れを言いたくないんです。“ただもう一度会いたい”」と言葉を詰まらせた。

 脳裏に浮かぶのは幼少期の姉の姿。「よく日に焼けていて、写真を撮ってもらう時はちょっとおすまししちゃうような姿が目に浮かぶんです」。仲良し姉妹だった2人。「真剣に相談していても“大丈夫。忍は可愛いから”と言ってくる。親バカならぬ姉バカもここまで極まったかと思った」と溺愛ぶりを語った。これからは返す番だ。「何があってもお姉ちゃんは“大丈夫”って言ってくれる。これから仕事を頑張って姉を思い出していただけるように」と目頭を押さえながら最愛の姉のために誓った。

 式では約800人を前に素直な思いを口にした。「正直な気持ちを申し上げますと、この場に立ちたくありませんでした」と述べながらも「姉・中山美穂を愛してくださり本当にありがとうございました」と頭を下げた。

 お別れの会の控室には中山さんの遺骨があったという。関係者は「ピンクの可愛らしいリボンで飾られた骨箱に納められていたと聞いています。中山さんは近くにいたと言えますね。長年支えてくれたファンや関係者の気持ちを最愛の姉が近くで感じられるようにと寄り添った、忍さんの優しい気持ちの表れでは」と推し量った。周囲には在りし日の笑顔の中山さんの写真や幼い頃の一人息子とのツーショットも置かれていたという。

 「姉のことが大好きな妹の勝手なお願いですが、いつまでも姉のことを覚えていてください」。失ってもなお大きくなる最愛の姉への愛情。大粒の涙が忍の頬を伝い続けた。

 ▽主な参列者 井川遥石川恋石田ゆり子、石田純一、井上由美子、岩井俊二、岡田浩暉、風間俊介、柏原崇、片岡愛之助、香取慎吾、上地雄輔、北川悦吏子、小泉今日子、紫吹淳、島崎遥香、じゃい、竹中直人、田中麗奈、谷原章介、鶴田真由、豊川悦司、永瀬正敏、中村繁之、西島秀俊、浜崎貴司、藤あや子、藤田朋子、藤原紀香、別所哲也、松平健、松本明子、ミッツ・マングローブ、森口博子、YOU、吉田照美、吉田栄作、横浜銀蠅Johnny(敬称略)

スポーツニッポン

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