五十嵐亮太氏 松井秀喜氏の巨人時代最後の打席で対戦し直球勝負 対戦後かけられた言葉とは

2025年4月23日(水)15時22分 スポーツニッポン

 ヤクルトやソフトバンクでも活躍した元メジャーリーガーの五十嵐亮太氏(45)が23日、フジテレビ「ぽかぽか」(月〜金曜前11・50)にゲストとして生出演。巨人、ヤンキースなどで活躍した松井秀喜氏(50)の日本時代最後となった打席での対決を振り返った。

 五十嵐氏はレジェンド選手とのエピソードの一つとして松井氏から「打たれた後に感謝の一言」と紹介された。

 五十嵐氏は対決は松井氏にとっては「次の年にメジャーに行くっていう、本拠地最後の試合」となった2002年10月10日、東京ドームでの巨人−ヤクルト戦だったとし、「僕8回裏、松井さんと対戦する機会があって」と振り返った。

 「これもう最後だ。松井さんと。だから最後三振かホームラン、どっちかで決めてくれ」と思いマウンドに立ったという。

 「そしたら見事にホームランを打ったんですよ」と言い、「それが50号で日本最後のホームランだった」と説明した。

 最後は「真っすぐ勝負をしたんですけど、僕が投げ終わってベンチに戻る時に松井さんが僕の近くにブワーって走って来てくれたんですよ。そしたら後ろを通り過ぎる時に“五十嵐くん、ありがとう”って言って。お礼を言ってから守りに行ってくれたんです」と明かし、「めっちゃうれしかったです」と目を細めた。

 逃げずにストレート勝負をしたことについては「ただ僕も勝負したかった」と回顧。キャッチャーは「変化球のサイン出してきた」と言い、「僕がバカじゃないのって(思われてたと)いうね」「変化球のサイン出すので首振るじゃないですか。首振って最後まで真っすぐで勝負したっていう」と苦笑した。

 さらに「そのキャッチャーもファールフライ落としたんですよ」と五十嵐氏。「捕ったら終わりだったんだけど、見事に後ろにそらした。これ松井さん持ってるんですよ。わざと捕らなかったわけじゃない。普通に捕れなかったんですよ」と証言した。

 対戦のVTRが流されると「楽しかったですよ。結果的にいい思い出になりますよね。打たれたら悔しいんですけど、三振かホームランかで決めたいっていうところで。やっぱりスターって打つんですね」としみじみ。「凄い、松井さん凄いなって思いました」と続けた。

 監督が怒っていたのではと問われると「ちょっとあったかもしれないです。それは。でもあえて監督もそこは言わなかったですね。コーチもなんでと思ったはずです。これは完全にプライベートな感じで勝負させてもらった感じです」と語り、「ファンにもちょっと申し訳ない気持ちは正直ありました。東京のチーム、やっぱり勝たないといけないっていうねえ」と打ち明けた。

 MCのフリーアナウンサー・神田愛花が「でも見たかったんじゃないですか。そういう勝負はファンの方はね」とフォローすると、五十嵐氏は「それは分からないですけど、まあ実際終わった後にここでこれだけ話せてるんで、良かったなと」と笑ってみせた。

 

スポーツニッポン

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