ディズニーホテルでMrs. GREEN APPLEを見た!ミッキーに負けず劣らず独特のオーラと可愛さの3人は、“とても気の良さそうなお兄さん”

2025年4月24日(木)20時0分 婦人公論.jp


姿を見せた3人は……“とても気の良さそうなお兄さん”(撮影:本社・武田裕介)

世間から「大丈夫?」と思われがちな生涯独身、フリーランス、40代の小林久乃さんが綴る“雑”で“脱力”系のゆるーいエッセイ。「人生、少しでもサボりたい」と常々考える小林さんの体験談の数々は、読んでいるうちに心も気持ちも軽くなるかもしれません。第52回は「ディズニーホテルでMrs. GREEN APPLEを見た!」です。

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前回「Perfumeのライブで踊った!20年越しの悲願のご対面。薄暗い場内はまるでクラブ、かつての杵柄の血が騒いで」はこちら

雨降る舞浜へ


毎日さまざまなリリースが私のメールアドレスに送られてくる。単純に数が多いので全てに目を通すのは難しいけれど、先日「おお……っ!」と思う1通が目に止まった。

「東京ディズニーリゾートの夏のスペシャルイベントと大人気の3人組バンド「Mrs. GREEN APPLE」がコラボレーションすることが決定いたしました」


Mrs. GREEN APPLEとミッキーとミニー

「Mrs. GREEN APPLE」の情報……こんな神々しい情報が私の元に届くとは。リリースをチェックする目が止まる。読み進めると、東京ディズニーシー・ホテルミラコスタで記者会見が行われるそうだ。ふむ。こんな機会を逃したら、ライブ以外でミセスを生で拝めるチャンスはやってこないかもしれない。『婦人公論jp』の編集長に相談をすると「ミセス! ぜひ!!」と一瞬で快諾。私の企画は通らない場合もあるのに、やはりスターとは崇める存在だ。

「一体、どんなコラボになるのか……?」。詳細が分からないまま、電車に揺られて会場へ向かう。会見当日は雨降りのうえに、4月とは思い難い寒さ。が、会場のある舞浜駅には多くのゲストがいた。夢の国に天候は関係ない。そして本日、舞浜にはミッキーに負けず劣らずのアーティストがいる。なんだかいい1日になりそうだ。

これがスターオーラか


東京ディズニーシー・ホテルミラコスタのロビーは、多くの宿泊客たちがいた。喧騒と人並みを超えて、会場へ進む。カメラマンと合流後、受付を終えて、なぜか息を張理ながら入室。そして、しれっと最前列に着席。どんな会見会場でも、おばさんパワーはしっかりと発揮する。せっかくならスターは間近で眺めたい。

後部を見ると多くの座席が用意されている。キャラクターは登場しないし、座席は埋まるのだろうか。会場内にいた旧知のスタッフに聞くと、50媒体以上が申し込みをしているとか。昨今の会見では、なかなかの数だ。

会見のスタートまで配布された資料を読んでいると、東京ディズニーランドのアトラクション『ベイマックスのハッピーライド』と、東京ディズニーシーで夏に実施する『“びしょ濡れ”ハーバースプラッシュ』とミセスの曲がコラボする記述がある。イベントは初お目見えなので具体的なイメージはできないけれど、アトラクションは乗車経験があるので「あれにミセスの音楽が流れるのか」と妄想。そうこうしているうちに、司会者の案内によって、3人が登場した。

「Mrs. GREEN APPLEさんのみなさんです。大きな拍手でお迎えください!」

姿を見せた3人は……“とても気の良さそうなお兄さん”。そう目に映った。媒体で歌唱している様子を見ていると「ドームライブ級のアーティスト!」とう勢いに気圧される。でも今日の彼らはカジュアルな衣装のせいもあって、ミッキーとはまた違うオーラと、独特な可愛ささえ感じる。

このギャップに多くのファンが沼入りとやらをしていくのだろう。うっとり3人を眺めていると、つい私も沼に足を突っ込みそうになった。いけない、今日は仕事である。

会見では3人それぞれのパークへの思いも語られた。


藤澤涼架さん(撮影:本社・武田裕介)

「僕は誕生日にメンバーに(パークへ)連れてきてもらって、バースデーシールを貼ってもらった」

そう言うのは藤澤(涼架)さん。ああ、バースデーシール。私も一度貼ってもらったけれど、どこまでもキャストがお祝いしてくれて、自分が人気者になったと勘違いしそうになった。


若井滉斗さん(撮影:本社・武田裕介)

「僕は『インディ・ジョーンズ®・アドベンチャー:クリスタルスカルの魔宮』が大好きで、3回連続で乗ったことがあります」

うれしそうに話すのは若井(滉斗)さん。分かる。何度乗っても「若さの泉」がどうしても見つからないのはなぜだろう、あのアトラクション。どうしても欲しいのに。

アトラクションの「音楽体験」


大森(元貴)さんのコメントから「なるほど」と膝を打つ内容があった。今回、彼らがコラボする『ベイマックスのハッピーライド』に乗った感想をこう話していた。


大森元貴さん(撮影:本社・武田裕介)

「実際に乗りました。音楽、照明、ベイマックスの世界観を体験できました。夜もまた昼とは違った雰囲気で、別の楽しみ方があります。(乗っていると)自然と笑みが溢れて、幸せな気持ちになれる。あれは音楽体験です」

音楽体験。確かに乗車中、音楽が終始流れていたけれど、そこまで理解が及ばなかった。ああ、やはりアーティストは視点が違うのだなと、自分の凡人ぶりを恥じたところで会見は終了。ふと座席の後ろを振り返ると、入室時はがらんとしていたのに、ぎっしりと会場はマスコミで埋まっていた。

外は雨でも晴れやかな気持ちで、会場を後にできたのは、3人のおかげかもしれない。どうしても年齢と酷暑に負けそうになるけれど、今夏は音楽体験のために出かけてみようか、舞浜へ。

©Disney
※東京ディズニーリゾートの夏のイベント情報はこちらからhttps://www.tokyodisneyresort.jp/treasure/summer2025/tdl/

※4月24日時点の情報です。内容が変更になる場合があります。
詳細は東京ディズニーリゾート・オフィシャルウェブサイトをご確認ください。

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(東京ディズニーリゾート・オフィシャルウェブサイト)

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