“伝説の編集者”森永博志さん死去 75歳 「POPEYE」など担当 おいの森永邦彦氏が報告

2025年4月24日(木)14時34分 スポーツニッポン

 雑誌「POPEYE」「BRUTUS」などを担当した編集者で作家の森永博志さんが死去した。75歳。おいでファッションデザイナーの森永邦彦氏が23日、自身のブランド「ANREALAGE」のインスタグラムで公表した。

 邦彦氏は「〈伯父の森永博志の死去について〉生まれて初めて喪主を務めます。年の差30の伯父が横浜・伊勢佐木町で突然亡くなったからです。森永博志。享年75。告別式は4月24日(木)都内のお寺で営まれます」と明かした。

 「昨晩、伊勢佐木町の自宅で亡くなっているのが見つかりました。死後数日がたっていました。身元を示すものはなく、行きつけの喫茶店の情報を手掛かりに身元確認を求める連絡が警察からありました。伯父は誰からも看取られることなく、逝きました。孤独死でした」と明かした上で、「いや、正確を期すなら孤立死でした。伯父は孤独では決してありませんでした」と記した。

 邦彦氏は伯父の博志さんの生き様について、「出世も、地位も、資産も、名声も、何ひとつなかったかもしれません。それでも伯父のまわりには、絶えず人が集まり、友と仲間がいました。これから向かう世界にも、伯父を迎える多くの友がいることでしょう。伯父がどこの世界にいても、不良少年のままの友情を分かち合い、自由に、軽やかに、生き続けてくれることを、心から願います」とつづり、「博志おじさん、森永家にいてくれて、どうもありがとう。大声では言えなかったけれど、本当に大好きでした」と感謝した。

 最後に「生前に伯父とご厚誼のあった方々に深く感謝申し上げます」と記した。

 博志さんは1950年生まれ。荒俣宏氏を「帝都物語」で小説家デビューさせた。自身の著書は「原宿ゴールドラッシュ」、「ドロップアウトのえらいひと」など。

スポーツニッポン

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