MBS「ゼニガメ」BPO審議結果にコメント 「ご指摘を真摯に受け止め、事実確認の徹底」
2025年4月24日(木)17時15分 スポーツニッポン
MBSは24日、BPO審議入りした番組「ゼニガメ」の審議結果についてコメントを発表した。
「当社番組『ゼニガメ』(水曜午後8:00〜9:58)2024年7月17日放送分で、一部事実と異なる部分があった事について、本日、BPO放送倫理検証委員会は『放送倫理違反があった』とする意見書を公表しました」と報告。
「問題となった『金の延べ棒』の買取シーンについて、BPOは『取材先の業者による“仕込み”だった』とした上で、『基本的な事実確認などの取材が不十分であったと言わざるを得ない』と判断しました。こうしたご指摘を真摯に受け止め、今後の番組制作において事実確認の徹底など、引き続き再発防止策を実行してまいります」とした。
審議対象となったのは昨年7月17日放送分。買取業者が奈良県内の家屋で清掃や遺品整理などをしていた際、物に埋もれていた金庫から金の延べ棒が見つかった。それを業者が買い取る模様が放送された。
しかし、視聴者からの指摘を受け、MBSが番組終了後に調べたところ、金の延べ棒は業者社長が指示して用意されたもので、依頼者もその家屋とは関係のない人物だったことが分かった。これを受け、同局では8月の放送を取りやめていた。