北野武映画で存在感見せる寺島進 オーディションで「監督は下向いていたのに...」なぜ抜てき?
2025年4月24日(木)6時10分 スポーツニッポン
俳優の寺島進(61)が、19日放送のMBSテレビ「痛快!明石家電視台」(土曜後3・00)に出演。父親とも慕う北野武との思い出を回想した。
番組では、あまたの映画で名バイプレーヤーとして活躍する寺島の半生を回想。特に北野武作品には10本も出演するなど、存在感を示している。
運命の出会いは監督1作目の「その男、凶暴につき」のオーディションだ。その場では簡単な自己紹介だけで、演技実演などはなし。さらに北野監督は「下向いてましたね」と興味のなさそうな雰囲気だった。それでも寺島は採用となった。
MCの明石家さんまは「声かな?」と合格の要因を想像。寺島も「分からないですが、採用していただきましてね」とまだ20代のころの思い出を回想した。
北野監督からは「台本読まないでくれ。全部忘れて、まっさらにしてくれ」とリクエストされ、変に役作りをしないことが条件だった。
さんまは「たけしさんはそう言ってましたね。役者さんは“つくってくるじゃん”と。それが合わないと現場で大変だ」と、北野監督の思惑を説明。
寺島は、それまでに会った監督から細かい要望を言われたが、「北野監督は無名とか有名とか、役が小さいとか大きいとか関係なく、同じ目線で扱っていただいた。無名の俺らにもチャンスがあるんじゃないか」と色めき立ったことを思い出していた。