杉村太蔵 消費減税に反対するワケ「消費税の主要財源は社会保障費...将来的に凄く不安」“代替案”も披露
2025年4月24日(木)11時4分 スポーツニッポン
元衆院議員でタレントの杉村太蔵(45)が24日、スペシャルキャスターを務めるフジテレビの情報番組「サン!シャイン」(月〜金曜前8・14)に出演。消費税減税の議論について言及した。
自民党の有志議員は23日、飲食料品などに適用されている消費税の軽減税率について、現行の8%から恒久的に0%へ引き下げるよう求める提言案を作成し、賛同を募る署名活動を始めた。夏の参院選公約をにらみ、物価高対策の柱として党執行部に申し入れたい考え。参院自民でも減税を求める声が広がっており、党執行部の判断が注目される。
小野寺五典政調会長は23日のBSフジ番組で「消費税を下げて(税収不足分を)赤字国債で賄うとなれば、円の信頼が下がる」と指摘し、有効な物価高対策にはならないとの認識を示した。
杉村は「消費税を引き下げてしまいますと、消費税の主要財源は社会保障費ですよね。医療、年金、介護、子育て支援ですよね。ここの部分はこれから先、高齢社会になりどんどん上がっていくわけじゃないですか。ここの主要な財源である消費税を引き下げてしまうというのは、僕は将来的に凄く不安です」と話した。
そして「また暫定的にやって後に引き上げればいいじゃないかっていうのもあるんですけど、政治的には相当苦しく、だったら僕だったら今、トランプさんとの関税交渉の中で思い切って農林水産品をゼロにしますと。トランプ政権の間は関税ゼロにしますと」と“代替案”を披露。
「その代わり農家への個別保証はしっかりやりますよと。関税引き下げも物価高対策には非常に大きな影響があるんじゃないかというのが僕の考え方ですね」と自身の考えを述べた。