田崎史郎氏 消費減税の議論で「食料品の8%をゼロにしますとその分だけで5兆円のお金がなくなる...」
政治ジャーナリストの田崎史郎氏が24日、フジテレビの情報番組「サン!シャイン」(月〜金曜前8・14)に出演。消費税減税の議論について言及した。
自民党の有志議員は23日、飲食料品などに適用されている消費税の軽減税率について、現行の8%から恒久的に0%へ引き下げるよう求める提言案を作成し、賛同を募る署名活動を始めた。夏の参院選公約をにらみ、物価高対策の柱として党執行部に申し入れたい考え。参院自民でも減税を求める声が広がっており、党執行部の判断が注目される。
小野寺五典政調会長は23日のBSフジ番組で「消費税を下げて(税収不足分を)赤字国債で賄うとなれば、円の信頼が下がる」と指摘し、有効な物価高対策にはならないとの認識を示した。
田崎氏は、消費減税の議論の中で「社会保障費をどうやって調達していくかっていうのが日本の大きな大きな課題なんですよ。例えばね、食料品の8%をゼロにしますとその分だけで5兆円のお金がなくなるんですよ。その5兆円をどこから持ってきますかということ」と話した。