安野貴博氏 今夏参院選出馬「本格的に検討」表明 「永田町をアップデートしなくちゃいけない」

2025年4月24日(木)22時1分 スポーツニッポン

 昨年の東京都知事選に出馬したAIエンジニアの安野貴博氏が24日、今夏参院選に出馬を検討していることを自身のSNSで明らかにした。

 YouTubeでの生配信で安野氏は「国会に行ってきまして。AI法案っていう最近衆議院で可決した法案があるんですね。AIを推進する法案がありますと。で、これの参考人っていうもので内閣委員会にお呼ばれしまして。AIに対して意見を言ってほしい、質問に答えてほしいということで行ってきました」と振り返り、「AIの重要性っていうのが本当にますます高まっている中で思ったのは、全体的に、国会議員の皆様のデジタルリテラシーというかAIリテラシー大丈夫なんだろうかと」と指摘。「これだけAIが重要になってきていて、あるいはITがDXが重要になってきて、その国のかじ取りをしている永田町の方々がこのリテラシーで果たしてよいのだろうかという思いは改めて持った」と述べた。

 「端的に言うと、永田町をアップテートしなくちゃいけないんじゃないか、永田町が取り残されているんじゃないかという非常に強い感覚を持ちました」と危機感をあらわにし、「永田町というシステム全体で見た時に変化に対応できる形になっているかというと、これはなっていないんじゃないか」と指摘。

 「そこでお知らせなんですけれども、永田町をアップデートしなくちゃいけないっていう思いも強くなってきた中、今年夏に行われる参院選の出馬っていうのを本格的に検討することにしました」と明らかにした。

 「都知事選の後、いろんな可能性の一つとして慎重に検討をしてきたんですが、本当に永田町をアップデートしなくちゃいけない。何をやるか、どうするかっていうことはまだまだ検討をしないといけないと思ってますし、いろんな調整もしないといけないと思っています。近いうちに検討や調整の結果は皆さんにまたお伝えできればと思っています」とし、「本格的に活動することになった場合は改めてボランティアとして応援していただく仲間を募集したいなと思っております」と語った。

 その後、自身のXで「先ほどの生配信でもお話しましたが、今年夏の参院選の出馬に関して本格的に検討することにしました」と報告。「どういう形にすべきか、今後詳細を固めてゆきます。引き続きよろしくお願いします」と記載した。

 東京都出身。開成中・高を経て東京大学工学部でAIを研究。

 昨年夏の都知事選では「テクノロジーを通じて誰も取り残さない東京をつくる」と訴え、全体5位の15万票以上を獲得した。その後、行政DXの分野の助言を期待され、東京都が100%出資する行政デジタルトランスフォーメーション(DX)の専門組織「GovTech(ガブテック)東京」のアドバイザーに就任した。

スポーツニッポン

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