『あんぱん』千尋から<この人>と責められたのは流石に登美子もつらかった?<ごきげんよう>と立ち去った先は…視聴者「嵩くんかわいそう」「『花子とアン』のあの人だ」
2025年4月25日(金)12時10分 婦人公論.jp
(『あんぱん』/(c)NHK)
今田美桜さん主演・連続テレビ小説『あんぱん』(NHK総合/毎週月曜〜土曜8時ほか)。第4週「なにをして生きるのか」の第20回が4月25日に放送され、話題になっています。
*以下4月25日放送回のネタバレを含みます。
<あらすじ>
受験したのぶ(今田美桜さん)と嵩(北村匠海さん)の明暗が分かれる。
静まり返った柳井家で、寛(竹野内豊さん)たちに頭を下げる嵩。そこに、のぶと草吉(阿部サダヲさん)があんぱんを届けに来る。
朝田家はうれしいときもしんどいときもあんぱんを食べると話すのぶに、登美子(松嶋菜々子さん)が…。
翌朝、御免与町を去ろうとする登美子を追いかける嵩。
そして、草吉に自分は何のために生まれて来たのかと尋ねた嵩は、その夜、家に帰らず…。
のぶに八つ当たりする登美子
柳井医院の人たちが落ち込んでいたところに、受験に失敗して落ち込む嵩を励まそうと、あんぱんを届けにきたのぶ。
嵩に勉強を教わっていたのぶだけ合格したことから、登美子は「嵩はあなたのせいで勉強ができなかったんじゃないかしら」と怒りをぶつけます。
するとその場にいた千尋は、登美子に「のぶさんに八つ当たりするなんて最低」と参戦。嵩が登美子のために頑張っていたことをなぜ理解しないのか責め立て、「兄貴、もうこの人の言いなりになるがはやめちょけや」と実の母親を「この人」と呼びました。
その後、荷物を持って柳井医院を出ていく登美子。嵩が追いかけて浪人することを告げたものの、「1年なんて待てないわ。もういいわ。好きにしなさい」と話し、「ごきげんよう。さよなら」と去っていきました。
視聴者の声
奔放なふるまいでこれまでも周囲の人を振り回してきた登美子。子どもを置いて柳井医院を去るのはこれで2回目。千代子やのぶから責められても平然としていましたが、やはり居づらかったのでしょうか。登美子の2回目の退場に、動揺する視聴者が多かったようです。
たとえばSNSなどでは「息子に対しても『ごきげんよう』なんて他人行儀な登美子さん。嵩くんかわいそう…。」「これって、もう2度と 会わへんのかなって思うけど いったい 何処へ行くのか登美子さん」とさまざまな声が寄せられました。
一方で、登美子の「ごきげんよう」という言葉に注目した人も。朝ドラ『花子とアン』(2014年)の締めくくりの言葉が『ごきげんよう』だったことから「花子とアンの美輪明宏だ。 懐かしい」という声がありました。『花子とアン』の脚本は、『あんぱん』と同じ中園ミホさんが担当しています。「脚本家さんのセルフオマージュなのかな? それとも、登美子さんが(花子とアンに登場した)修和女学校の出身なのかも」と盛り上がりました。
今回は、登美子と千尋の親子対決もありました。千尋に「この人」と言われた登美子。「登美子さん絶対千尋には言い返さんのよね それが彼女なりの筋なんだろう」という考察も。幼いころに柳井医院の跡取りとして養子に出した千尋に対しては、登美子なりに線を引いているのかもしれません。
第20回終盤では、絶望して線路に横たわる嵩をのぶたちが迎えに来るシーンが描かれました。このシーンに着目し、「駅も線路も異界の境界なんだ いつも駅で別れない登美子さんにはきっとまた会えるよ」と登美子再登場を期待する声もありました。
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朝ドラ通算112作目となる『あんぱん』は、子どもたちの人気者<アンパンマン>を生み出したやなせたかしと、小松暢の夫婦をモデルとした物語。ヒロインの<朝田のぶ>を今田美桜さん、<柳井嵩>を北村匠海さんが演じます。
のぶの父・結太郎を加瀬亮さん、のぶの母・羽多子を江口のりこさん、嵩の母・登美子を松嶋菜々子さん、嵩の伯父・寛を竹野内豊さん、謎のパン職人・屋村草吉役を阿部サダヲさんが演じます。
林田理沙アナウンサーが語りを、脚本は中園ミホさんが担当。主題歌『賜物』はRADWIMPSが手掛けています。
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