"片親育ちの子どもは不倫に走る"根拠不明の主張がSNS拡散 倉田真由美氏が激怒「差別の見本のような発言」

2025年4月25日(金)13時13分 J-CASTニュース

漫画家・倉田真由美氏が2025年4月24日、SNSで拡散している"片親育ちの子どもは不倫に走りやすい"という主張に対し、「差別の見本のような発言」とXで猛批判した。

「どうしようもない家庭環境をあげつらう最低な決めつけ」

倉田氏が取り上げたのは、ひとり親家庭で育った子どもは将来不倫に走りやすいという趣旨のX投稿だ。この意見は6万4000件以上のいいね!が集まるなど注目を集めた。これに対し、倉田氏は24日、「両親揃っている人は不倫しないのか。差別の見本のような発言」と批判。

続けて、この意見に対する賛同が多いことにも「がっかり」との思いを明かす。「両親がいるかいないかなど、子どもの立場ではどうしようもない家庭環境をあげつらう最低な決めつけ。それに賛同する人多数なのもがっかり」。

別の投稿でも、倉田氏は次のように批判した。「両親が揃っているか、愛情をもって育てられたか、ある程度お金がある家庭だったか、など子どもの立場ではどうしようもないことを『あの人はああだから』と何かの原因であるかのように決めつけて陰口を叩くなんて、最低最悪」とした。

SNSでは、また別の、母子家庭で育った女性を侮辱する内容の主張も広く拡散。7万2000件以上のいいね!が集まっている。

この主張に対しても、倉田氏は怒りを露わにした。「これも最低。こんな露骨な差別が7万いいね。どれだけ多くの人を傷つける言葉か」と批判。さらに倉田氏は、差別について、次のような見解を示した。

「差別感情って大なり小なりそれぞれ持ってしまっているものだが、幼少期の家庭環境など本人の努力ではどうしようもない、本人には何の責任もないことを根拠に差別する、決めつける人の多さに愕然とする。そういう差別を披瀝または賛同する時、上から目線でさぞ気持ちいいのだろうな。最低だ」

J-CASTニュース

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