町田啓太&泉里香&武田玲奈&片桐仁&光石研、失踪するならどこへ?【インタビュー】
2025年4月25日(金)12時0分 オリコン
テレビ東京ドラマ9『失踪人捜索班 消えた真実』に出演する(左から)片桐仁、泉里香、町田啓太、光石研、武田玲奈 (C)ORICON NewS inc.
本作は、元警視庁捜査一課の刑事として活躍していた主人公が、突然失踪した最愛の妻を捜すべく、失踪案件専門の探偵社である「失踪人捜索班」を結成。自らの手で失踪人を捜すべく奔走し、失踪の裏に隠れた“真実”を解き明かす姿を描く、完全オリジナル脚本のノンストップ・エンターテインメント。
本作で、主人公・城崎達彦を町田が、城崎の一番の協力者である刑事・笹塚晋平を小泉孝太郎が演じるほか、同じく失踪人捜索班のメンバーで演技の達人・間宮凛子を武田、同じく失踪人捜索班のメンバーで本職の私立探偵・仲根将を片桐、城崎の最愛の妻・恵子を泉、笹塚と親交があり、幅広い人脈で捜索チームに協力する大臣秘書・羽鳥文夫を光石が演じる。
■和やかな撮影現場 ムードメーカーは片桐仁&光石研?
—撮影現場の雰囲気はどのような感じでしたか。
町田:こんな感じです。伝わりませんか?(笑)和やかに。
片桐:僕、ペラペラペラペラしゃべってて大丈夫かなと思ってます。すっごいしゃべっちゃうんで、「本番ですよ」って言われたらみんなちゃんとやるんですけど。うるさいって思われてるかなって最初はずっと思ってました。
町田:いや、全然全然。
泉:楽しいですよ。
武田:楽しいです。おもしろすぎる。
町田:めちゃめちゃおもしろいですよ。仁さんは、めちゃめちゃしゃべるだろうなっていう期待値が元からあったんです。だからうれしいと思って。でも、光石さんもそんなしゃべってもらえると思ってなかった。
光石:いやいやしゃべってないですよ(笑)。
町田:あれ?急に無口…(笑)。
光石:でも本当に楽しい現場なんです。
町田:もうチームワークばっちりです。
■片桐仁のハプニングで撮影現場も大爆笑
—撮影中に起きたおもしろエピソードやハプニングはありますか?
町田:初日。玲奈ちゃんも多分覚えていると思うんですけど。
武田:あ〜。
町田:初日のシーンで、みんなが集合するシーンがあるんですよ。まだ光石さんと、(演じている恵子が)失踪中だから泉さんはちょっと知らないかもしれないですけど。
片桐:(小泉孝太郎含め)4人だ、じゃあ。
町田:そうそう。僕はクランクイン初日とかで、みんなでやるのが初めてのとき。セットじゃなくてロケで、でも中のシーンだったんですけど、のれんみたいなものがあって、ちょっとジャラジャラってついてるやつがあるじゃないですか。仁さん演じる仲根がかっこよくバッて「はいはいはいはい」って入ってくるんですけど、そのときに(のれんに)引っかかるんですよ。
片桐:そう、このボタンが引っかかって。でもやんなきゃいけないと思って行ったら、ボタンが取れちゃったんです。
町田:パチって。
片桐:そこを何回も。啓太くんもみんなもスッと自分のタイミングで出られるのに、僕だけ何回か捕まっちゃったの。
町田:しかも仁さんのファーストカットですから。お互いまだよくわからないとき。
片桐:そんな絡んでないとき。
町田:でも僕はおもしろくて、わざとなのかなと思ったんですけど、監督がいち早く「カット!カット!」って言って大事件みたいになってました(笑)。
片桐:わざとなわけない。
町田:いやいや、でもわかんない。
光石:そういうドラマじゃないですから。そこはいらないですから(笑)。
片桐:緊迫感あるシーンです(笑)。
町田:その後とかもいろいろありました。
片桐:僕はないでしょ。
町田:”サスペンダーペチン事件”。
片桐:ああ!サスペンダーを下げてて、途中からこうやって(サスペンダーを左右持って)パチンってやるみたいなことやったら、これ(留め具)がパーン!って。それも本番で。
町田:しかもカッコつけてパチンってやるみたいなシーンで(笑)。
片桐:もう1回やったけどね。
町田:全員(笑って)耐えられなくなって、やばかったですね。あの後復帰できなかったです。
武田:笑っちゃった(笑)。
片桐:全部ハプニングですからね?やろうと思ってはいないんです。
■町田啓太の“かっこよさ”に光石研も感嘆
片桐:おもしろエピソードというか、かっこいいなって思ったことは、町田啓太かっこいいんですけど、なんか目薬のさし方…
泉&武田&片桐&光石:あ〜!!
片桐:見たことない(さし方)。普通、目薬って上向いて、なんだったら口開いちゃうでしょ。もうね、上向かないんですよ。ちょっと下向く。こうやって、目尻に。(再現しながら)
町田:そんな顔してます?(笑)
片桐:そうそう。
光石:かっこいいんだよね。
片桐:あんなにかっこよく目薬さす人いないと思います。
町田:処方せん薬局の店員さんに聞いたんです。
光石:“選ばれしものだ”って言ってね。
片桐:あははは(笑)。
武田:薬局の店員さんが…
光石:こいつはいける、こいつに教えようって。
町田:免許皆伝みたいな(笑)。
光石:そうそうそう。“普通のやつはこれでさせ。いや、お前はちょっと違うな”って。
片桐:処方せん薬局で教わったんだよね?
町田:教わったんです。そこからだんだんオリジナリティが出はじめて、下を向くようになったんです。
光石:なるほど。かっこいいです。
片桐:目尻にさすんだよね?
町田:本当は下の目尻にさすだけなんですけど、僕はさらにこの上まぶたの裏に入れるっていうのを言われました。それだと使い捨ての1本のやつ(目薬)とかだったら、丸々1本1回で入るんです。
片桐:(一般的には)どうしても余っちゃうもんね。
町田:余らないんですよ。おかわりいけるぐらいです。
片桐:それでも垂れない!?
町田:垂れない。だから、カラッカラなんでしょうね(笑)。
光石:何をやってもかっこいいんですよ。だからね、みんなで言ってたの。かっこ悪いとこあんじゃないか?って。
町田:光石さんに聞かれました(笑)。
光石:そう、なんかあんじゃないかって。だから、水泳の息継ぎは絶対かっこ悪い。
町田:息吸おうと思って、ちょっとひょっとこみたいに(笑)。
光石:そうそうそう、本人わからないとこでね。
町田:確かに俺もそこはわからない。なっているかもしれないです(笑)。今度水泳やるとき、ちょっと動画撮って送ります。
■”失踪”するなら談義は旅行プラン発表会に
—もし、自分が失踪人だったら、どこに失踪しますか?
町田:今ちょっと失踪中の(恵子を演じる)泉さんに。
泉:私はこの作品では割とホテルに缶詰なんです。多分食事とかも満足にはとれてないと思うので…。
片桐:目立っちゃいけないからね。
泉:だから、もし失踪するなら、ご飯がおいしいところに…
片桐:旅行じゃん(笑)。ひとり旅じゃん。
町田&光石:確かに(笑)。
泉:テイクアウトして、それでこっそり食べられるように。
町田:でも、テイクアウト。そこはちょっと気遣うんですね。
片桐:ロケ行ったりしてホテル泊まったら、それに近いことできますよね。
町田:ご当地のとかありますよね。
片桐:(作中で泉演じる恵子が)なんで失踪しているのか、っていうのもね。
町田:詳しいこと全然言えない(笑)。どうですか、他にありますか?
武田:森の中とか。人里離れた森の中。
片桐:なんか暑いし寒いし、虫いるよ。
武田:(笑)。森の中で暮らしてみたいっていう願望があって。
片桐:そうなのね。じゃあキャンプとか好き?
武田:キャンプとかも好きです。キャンプとかしちゃうみたいな。もうもはや。
片桐:キャンプじゃん(笑)。
町田:キャンプじゃ失踪じゃないのよ、それ(笑)。楽しんじゃってんの。
片桐:スマホとかも置いて。
町田:デジタルデトックスして。おいしいご飯も(笑)。
片桐:ちょっと楽しみたいっていう欲が出てますね(笑)。快適にいきたい。
泉:どこに失踪したいですか。
片桐:僕は1人のアパートを借りたいっていうのがあります。くっきー(野性爆弾)が作業部屋と称してアパートを借りていて、漫画がわーって並んでて。“これただの独身の男の家じゃん、料理作らない、寝ないだけで”って。そこがなんだかすごいいい空間で、そういう隠れ家みたいなのが…ちょっと話違います?
町田:いや、でも失踪というか。
片桐:そう。ああいうのいいなと思いましたね。
町田:1人の時間みたいな。
片桐:どうですか?(町田に向けて)
町田:僕はもう飛びますね。海外に行きたい。
片桐:どこに行くんですか?国。
町田:ちょっとヨーロッパ回るかな。
片桐:旅行じゃん(笑)
(一同爆笑)
片桐:スマホとか置いてけないでしょ、だって。
町田:いや、スマホは置いていきます。何も持たずにずっと回って。おいしいもの食べて。
片桐:検索できないでしょ。
町田:検索しないで行き当たりばったりで、おいしいもの見つけて、歴史のある建造物見て。
片桐:失踪なのよ、失踪。「どこに失踪したいですか」っていうのがおかしいんだよね。
町田:そうですね。
片桐:せざるを得ないから。じゃあ、光石さんお願いします。
光石:失踪となると、やっぱほら、トレンチコート着て、東北にね、寒いとこに行く。
片桐:旅行じゃん(笑)。
光石:冬にトレンチコート着て、津軽海峡とかで安宿泊まって。
町田:波止場で足かけて。
光石:それで温泉入って。
片桐:旅行ですね。
町田:最初いい感じだったんですけどね、トレンチコートとか(笑)。みんな旅行がしたいんですね。
■失踪人捜索班は最強メンバーぞろい!?してみたいのは“張り込み”
—もし自分が失踪人捜索班の一員だったら、どんな役割を果たしたいですか。
町田:これは役とは関係なくね、ってことですよね。
片桐:清水(菅生新樹演じる清水透一郎)が一番かっこいいですもんね。天才ハッカーっていう。
町田:だって1人いれば全部解決ですもんね。
光石:カチャカチャって。
片桐:それこそ(光石演じる)羽鳥さんもですけどね。
光石:羽鳥さんは何者なんですかね。
片桐:国の暗部を知っている。
泉:強い(笑)。
町田:一番強いです。その2人いればどうにかなる。
泉:ほんとにそうなんです。
片桐:そういう役じゃなくてもいいですよ。誰かの役ってわけでもなく。
町田:作ってもいいんですよね。こういう役みたいな。
光石:難しい質問ですね。
武田:張り込みしたいです。尾行やってみたいです。
町田:張り込みとか大変じゃないですか?寒い中あんぱんずっとかじって、みたいな。トレンチコート着て(笑)。
片桐:それこそ光石さん相当やってるんじゃないですか。
町田:たしかに(笑)。
光石:たしかにやってます。
■見どころは個性豊かなキャストのチームワーク
—このドラマの一番の見どころはなんだと思いますか。
片桐:主演がね、やっぱり。(促す)
町田:すごいプレッシャーかけられてます(笑)。もうこのチームワークですよ。今ここに来ていない出演者の皆さんもそうだし、現場のスタッフさんたちもそうなんですけど、めちゃめちゃチームワークがいいので、その感じが絶対出てると思いますし、個性豊かでしょ。役も個性的なんですよ、それぞれ。見ていて飽きないと思いますし、それぞれの人物を追うだけでも楽しいと思います。サスペンス要素が強いんだろうとかって思うと思うんですけど、それだけじゃないんですよ。おもしろいとこもあるし、心がちょっとポッと温かくなるようなヒューマンドラマなところもあるし、いろいろな見方ができるドラマ。このチームワークをぜひ見てもらって楽しんでもらえたらと思っています。