とんねるず後のフジ坂上忍番組 『爆報』と差別化できるか

4月25日(水)11時0分 NEWSポストセブン

『直撃!シンソウ坂上』はどんなオリジナリティを出せるか

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 フジテレビで『とんねるずのみなさんのおかげでした』など29年半続いたとんねるずの番組の後番組として、4月から木曜夜9時に『直撃!シンソウ坂上』がスタートした。19日の初回2時間スペシャルは視聴率8.7%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)という結果だった。テレビ局関係者が話す。


「2ケタいけば万々歳でしたが、最近のフジの中では及第点の数字。とんねるずの末期は5〜7%くらいでしたからね。ただし、『バイキング』の初回が『笑っていいとも!』の後番組として注目されたように、長寿番組終了後の初回はそれなりの数字が出る。問題は2回目でしょう」


 同番組は、〈世間を騒がせた「人・事件」の“今”に、坂上忍をはじめとしたジャーナリストリポーターたちが追跡&直撃し、真相を突き止めていく“ジャーナリズムバラエティー〉と銘打たれている。番組初回は1979年の三菱銀行立てこもり事件と、1980年代のトップアイドル『シブがき隊』のメンバーだった薬丸裕英に焦点を当てた。


「坂上は子役時代から数えて芸歴47年と芸能界の酸いも甘いもよく知っており、司会としても適任。帯で『バイキング』を放送しており、いわゆるワイドショーネタとの親和性も高い。また、高樹沙耶や清水アキラなど2017年に芸能界を騒がせた人物に坂上自らが取材した昨年12月29日の『バイキング・ザ・ゴールデン』が視聴率9.1%を獲得。年末のゴールデン帯という激戦区で健闘したことも、レギュラー化を後押ししたようです」(同前)


 2回目は、1980年代に暴力事件で波紋を呼んだ戸塚ヨットスクールの戸塚宏を取り上げる。芸能人が今まで話さなかったことを告白し、『あの人は今』のような特集もある。この切り口は、『爆報!THEフライデー』(TBS系)と似ているというのは、前出のテレビ局関係者だ。


「『爆報』は週間視聴率ランキングで、毎週のようにベスト20に入る高視聴率番組。既に類似のレギュラー番組があってもおかしくなかったが、出演者を口説いたり、毎回目玉となる大物をブッキングしたりするのは、かなりの労力が必要なこともあり、これまでレギュラーに踏み切る局がなかった」(同前)


 くわえてフジには、編成上の別の狙いもあるのではないかという。


「木曜に『直撃!シンソウ坂上』を持ってきて、金曜の『爆報』に影響を与えたいという意図も少なからずあるでしょう。同じような番組が連夜続けば、視聴者が飽きを感じることもありますから。ただ、仮にそのような戦略を考えているのなら、少し寂しい感じもします。他局のマネをするのではなく、新機軸の番組を打ち出してテレビ界を活性化してほしい。


『直撃!シンソウ坂上』で取り上げる人物を見ても、今の主な視聴者層である40代以上を狙っていることは明らかで、目先の視聴率を奪いに行っている印象です。それが重要なのはよく分かりますが、フジは低迷している今だからこそ、冒険をできるはず」(同前)


 高視聴率コンテンツができると、類似番組が増えて飽和状態になる。縮小再生産をしても、テレビ界は活性化しない。『直撃!シンソウ坂上』が『爆報!THEフライデー』にないオリジナリティを出せるかどうか、注目していきたい。

NEWSポストセブン

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