4月クールのドラマ テレ朝の勢い止まらず、視聴率も好調

4月25日(木)7時0分 NEWSポストセブン

天海主演『緊急取調室』の視聴率は絶好調

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 4月から始まった平成最後の春ドラマが出揃った。新時代にさしかかり、さらなる盛り上がりを見せているが、どのドラマを見続けるかどうかは悩みどころ──。今クールのドラマの特徴を、ドラマウオッチを続けるノンフィクション作家の山下柚実さんはこう読み解く。


「タイプは2つ。高視聴率で平成を駆け抜けた『科捜研の女』(テレビ朝日系・木曜20時)や第3シーズンを迎える『緊急取調室』(テレビ朝日系・木曜21時)のように固定客を持つ安定した作品と、働き方改革を描く『わたし、定時で帰ります。』(TBS系・火曜22時)、LGBT要素のある『きのう何食べた?』(テレビ東京系・金曜24時12分)や『俺のスカート、どこ行った?』(日本テレビ系・土曜22時)のような、時代性を存分に取り入れた作品の両極端に分かれます。


テーマがとんがっていてもしっかりと人間が描かれていればいい作品になるというのは『おっさんずラブ』(2018年・テレビ朝日系)で証明済み。社会性を取り込む挑戦は見物です」


 辛口コラムニストの今井舞さんは、主役感が弱まっていると指摘。


「前クールの『3年A組』(日本テレビ系)で、若い層にもドラマを見てもらえるということに味をしめたのか、若手人気俳優を大量に集めました!という作品が多く見られます。主役を大人数にして責任の分散を図ろうという意図が見え見えです」


 ドラマ通が代替わりを超えて見続けるのはどの作品か聞いてみた。


◆視聴率上位はテレ朝祭り


 平均視聴率を上から見るとトップは『緊急取調室』、2位には『特捜9』(テレビ朝日系・水曜21時)と『集団左遷!!』(TBS系・日曜21時)が同着、4位は僅差で『科捜研の女』が続く。テレ朝の圧勝だ。


「『緊急取調室』略して“キントリ”は、主演の天海祐希(51才)がクランクイン前に故・大杉漣さんのお墓参りに行き、思いを新たにしたそう。第1話に登場した浅野温子(58才)が体調不良で舞台を降板したことで、放送前はスタッフ間で『お祓いにいった方がいいのでは…』なんて言われていましたが、数字は絶好調で、現場の雰囲気もいい」(ドラマ制作スタッフ)


 ただ、こんな声も。


「『ドクターX』で時代を築いた米倉涼子(43才)もそうだが、キャラクター色が強く演技が一辺倒になりがち。最初は面白かったストーリーも、最近は勧善懲悪の繰り返しが多く、年輩者のウケがよくても本当のドラマ好きは見続けていない傾向も。ドラマ制作に携わるテレビマンの中での“視聴熱”トップは、実は低視聴率とこきおろされているNHK大河ドラマ『いだてん』です」(前出・ドラマ制作スタッフ)


 とはいえ、テレ朝の勢いは止まらない。


「今クールは、日曜日以外は何かしらのドラマにジャニーズタレントが出演していて、ファンは録画に視聴に大忙し。亀梨和也(33才)が二階堂ふみ(24才)とW主演を務める『ストロベリーナイト・サーガ』(フジテレビ系・木曜22時)と、山下智久(34才)主演の『インハンド』(TBS系・金曜22時)の『修二と彰』コンビの一騎打ちとみられていましたが、まさかの井ノ原快彦(42才)が『特捜9』でトップを軽やかに奪取。“テレ朝力”はあなどれませんね」(テレビ誌記者)


 修二と彰の初回対決は、『インハンド』が11.3%、『ストロベリーナイト・サーガ』は7.8%と山下に軍配。


「『ストロベリーナイト〜』は竹内結子(39才)が主演した2012年のドラマのリメークですが、主役の姫川は竹内以外に考えられないというファンが多い中、二階堂がその役を演じることになったのですからあまりにも酷。


 フジは『GTO』や『花ざかりの君たちへ』など、安易に過去のドラマのリメークをするのですが、毎回コケています。今回も初回放送終了後、ネットのトレンドワードには『竹内結子』が浮上しましたが、このドラマには、竹内が2月に再婚したばかりの中林大樹(34才)が出演中なこともあって、内心は複雑でしょうね。


 このドラマのいいところを挙げるとすると、私服警官の敬礼が15度のお辞儀であるなど細部がリアルなところです」(フジテレビ関係者)


※女性セブン2019年5月9・16日号

NEWSポストセブン

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