10万に1人の難病俳優 准看護師免許証を公開「救う側になります」 難病経験は「最強の武器」
2025年4月25日(金)15時6分 スポーツニッポン
10万人に1人という難病「脳動静脈奇形」を患っていると19年に公表した俳優の間瀬翔太(38)が25日、自身のブログを更新。准看護師免許証を受け取ったことを報告した。
間瀬は「今回、遂に准看護師免許証を受け取りに区役所に行ってきました!!」と喜びいっぱいに報告した。
「6年前(2019年)には僕が10万人に1人の難病を宣告されて、生死を彷徨って、その時に看護師さんに心身ともに救われた。本当に当時は自殺を考えるぐらい辛かった。でも毎日、看護師さんが笑顔で来てくれて僕に話しかけてくれる。最初は凄くムカついたし、反抗をしてご飯を叩きつけてしまったり、点滴を抜いて家に帰ろうともした。でも、それでも毎日絶対そばに居てくれて、愛情を注いでくれた看護師さん」と闘病生活を振り返り、「今はその理由が少しだけ、まだほんの少しだけだけど、分かった気がします。そして次は僕がそんな自分みたいな患者さんをサポートして支えてあげたい」と決意をつづった。
「脳出血を起こして脳動静脈奇形が発見されて、その後の開頭手術を受ける際も20%の確率で植物人間か【死】。もし良くても半身不随の可能性もあると言われた」とし、「でも今ではそれこそ僕の最強の武器になっています。そんな絶体絶命な瞬間を味わったナースなんて、そう滅多には居ないハズ。よく考えたら僕は10万人に1人のナースなんだよな。難病になったからこそ、障害を持ったからこそ、そういう患者さんの気持ちを共に理解してあげられる」と前を向いた。
大病を経験し、38歳での新たなスタート。「自信を持っていい。難病だって、障害者だって、夢や希望を持つ事は決して悪い事では無いんだなって再確認をしました。僕も4/27日で39歳。でも何かを掴み取りたいって本気で願って、本気で努力をするなら年齢なんて関係無いんだなって」とつづり、「僕はこれから、救われた側から救う側になります」と決意を記した。
間瀬は19年に10万人に1人という難病「脳動静脈奇形」を患っていることを公表。手術後の容姿の変貌ぶりがインターネット上で話題となったこともあった。2004年にアイドルグループ「BLIZZARD(ブリザド)」のメーンボーカルとして芸能界デビューし、2006年のグループ解散後は俳優として活動を始め、映画にも出演。活躍のチャンスをつかんだ中、突然病に襲われた。病気の後遺症で脳出血を起こし、てんかんを発症したため、障害者手帳(精神障害者保健福祉手帳)を交付されたことを明かしている。