名取裕子 大変だった撮影現場回想「特殊メークはがすのに...」「すぐ血尿になっちゃいました」
2025年4月25日(金)13時23分 スポーツニッポン
女優名取裕子(67)が25日、ニッポン放送「高田文夫のラジオビバリー昼ズ」にゲスト出演。過去のキツかった映画撮影について語った。
名取は、映画「異人たちとの夏」(88年)を振り返り、
大変だった理由について「特殊メークがね」と吐露。「最後に、胸から全部やけどで潰れているっていうので…特殊メークを(撮影時間の)すごい前に来てやるんですけど。目にも赤いコンタクトを入れて」と説明した。
また、「何が大変って、(撮影後に特殊メークを)はがすのに、手術用ののりみたいなので付けてるから、筆でちょっとずつはがして…2、3時間かかるんです」と告白。「つけるのも大変だけど、はがすのも大変で。4、5日やってたんじゃないかな」と思い返した。
映画「序の舞」(84年)でも苦労したという。「初めて東映の主演。京都でのロケ初日に雨降らしで、いろんな所で雨の中を走って帰ってくるってシーンを撮って。
10月だったかな。初日にずぶ濡れになって帰って来たら撮影所が火事になってた」と壮絶な1日を明かした。
「自分もずぶ濡れで、次のシーンから冷えて冷えて…。もうすごい寒くて。“マネジャーとかがぞろぞろついて行くより京都の人にかわいがってもらった方がいいから”と独りで(撮影所に)行ってて。
すぐ血尿になっちゃいました」と、慣れない場所での孤独で過酷な状況の中、体調に異変が起きたことを振り返った。
だが、「右も左も分からないからしょうがないなって感じで、しつこいくらい面倒を見てくださって。本当にいい方たちでしたね」と撮影所スタッフのファミリー的な結束を語り、「いつのまにかホームグラウンドになりましたね。温かくて」と
愛着をアピールしていた。