松平健 恩師・勝新太郎さんとスター・美空ひばりさんの板挟みになった過去「2人の言うことが違ったんで」

2025年4月25日(金)16時35分 スポーツニッポン

 俳優で歌手の松平健(71)が25日放送の文化放送「くにまる食堂フライデー〜どうした!?一蔵!〜」(金曜前9・00)にゲスト出演。1997年に他界した恩師・勝新太郎さん(享年65)とのエピソードを語った。

 映画「太平洋ひとりぼっち」(監督市川崑)の主演俳優だった石原裕次郎さんに憧れて愛知県から上京。石原プロを訪ねるが「今は募集していない」と断られ、俳優養成所の新聞広告を見て応募。約4年の下積みを経て、勝プロダクション入りした。

 そこから勝さんにスカウトされる形で付き人になり、半年後「座頭市」で映画デビュー。その3年後に始まった「暴れん坊将軍」は25年続く大ヒットシリーズとなったが、当時の時代劇は主役はスターが演じるもの。新人が演じるのは異例のことで「3カ月ぐらいで終わる」と言われていたという。

 撮影中に勝さんから受けたアドバイスは「NGをいっぱい出せ」「セリフを覚えて来るな」というものだった。その理由について、松平は「相手がどういう芝居をするか分からない。自分で決めてくると形にはまったような芝居しかできない」と説明した。

 「あんまりNGは出さないほうだった」という松平だったが、その後「ゲストで初めて(暴れん坊将軍に)美空ひばりさんが出てくれた時に、緊張しちゃってNGを出した。そしたらひばりさんが『アンタね、主役がNGを出したらダメよ』って」と明かした。

 これを受けて番組パーソナリティーの落語家・春風亭一蔵は「怖すぎますね、もう絶対出せない」と大ウケ。松平は「2人の言うことが違ったんで」と大物の板挟みに苦笑いしたが、「主役だから出さないほうがいいかなと思いましたね」と振り返っていた。

スポーツニッポン

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