日テレ福田社長 今年の24時間テレビ放送に向け「支援をお待ちいただいている方々の思いに答える」

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　日本テレビが25日、東京・汐留の同局で記者懇談会を開いた。この日、今年も夏恒例の「24時間テレビ」を放送することが発表されており、福田博之社長がコメントを寄せた。

　「今年も寄付金による支援をお待ちいただいている方や団体が多くいらっしゃいます。その方々の思いに答える意味でも今年も放送することを決めました」と放送する意図を明かした。番組は48回目を迎えることになるが「チャリティーは継続することに大きな意味があると考えています」と述べた。

　総合司会はお笑いコンビ「くりぃむしちゅー」の上田晋也、フリーアナウンサーの羽鳥慎一、同局の水卜麻美アナが務める。昨年から続投するトリオについて「素晴らしいチームワークで番組を盛り上げていただけると確信しております」と信頼を寄せた。

　大きな目玉である、「名探偵コナン」などで知られる漫画家の青山剛昌氏がデザインを担当した「チャリTシャツ」については「分かり合うことが大切なのだという思いをこのデザインから強く感じました」と共感を示した。デザインには、主人公の江戸川コナンと仲間たちが話しながら歩く様子が描かれている。

　番組の寄付金を巡っては、2023年11月に系列局局員による着服問題が発覚し、大きな問題となった。そのことを受けて、昨年から外部弁護士とともにモニタリングチェックを行うなど再発防止に努めてきた。福田社長は「今年も皆さまに安心して募金いただけるよう再発防止策を徹底いたします」と誓った。

　【福田社長コメント全文】

　本日、今年の24時間テレビの放送について情報を解禁させていただきました。チャリティーは継続することに大きな意味があると考えています。47年間、皆さまから募金をお預かりし、福祉車両や障がい者スポーツ支援などの福祉活動、環境保護活動、災害復興支援活動などを行ってきました。

　今年も24時間テレビの寄付金による支援をお待ちいただいている方や団体が多くいらっしゃいます。その方々の思いに答える意味でも今年も放送することを決めました。

　今年のテーマは「あなたのことを教えて」ということで他人に無関心でいるのではなく「知る」ことで優しい世の中になってゆくのではないか、そんな優しさを世界に広げてゆきたいという思いだと聞いています。

　総合司会は昨年に引き続き、上田晋也・羽鳥慎一・水卜麻美アナウンサーの3人。素晴らしいチームワークで番組を盛り上げていただけると確信しております。また、今年はチャリティーの輪を広げていただく協力者「チャリティーパートナー」のお一人として、浜辺美波さんにご出演をお願いいたしました。このあとチャリティーパートナーは順次発表していきます。

　そして、チャリTシャツは、現在映画も上映中の大人気「名探偵コナン」の青山剛昌先生にデザインしていただきました。このTシャツもコナンくんたち「少年探偵団」が何かを話しながら前に進んでいます。青山先生からは「みんなで話すことで、楽しく世の中を歩んで行ける、自分だけで閉じこもっちゃうより、友達と話しながら歩んで行った方が人生楽しい」という思いでデザインされたと聞いています。分かり合うことが大切なのだという、そんな思いをこのデザインから強く感じました。

　募金につきましては、今年も皆さまに安心して募金いただけるよう再発防止策を徹底いたします。

　ぜひ、応援をよろしくお願いいたします。