「僕が消えれば済む」「この国をちょっとでもいい形で次の世代に渡したい」石丸伸二氏が“後継”と“信念”を問われ回答

2025年4月26日(土)7時30分 ABEMA TIMES

 実績のある経営者が日本の課題に挑む全く新しい「実績重視」の政治トーク番組、ABEMA『For JAPAN シーズン3 #4』が4月25日に配信。元広島県安芸高田市長で地域政党「再生の道」代表の石丸伸二氏が信念と後継者問題について問われた。

【映像】石丸氏の大胆発言→周囲が息をのむ

 株式会社三光堂 代表取締役会長CEO 大野正和氏は「地方議員から国会議員まで議員になりたい人はそれなりにいる。だが『俺はこれをやるんだ!』という信念なしにたらたらと議員をやってしまう方が非常に多い。政治家は目標を定めて、なおかつ自分の後継をつくる。ある意味石丸さんはそういうことを目指しているのかなと思ったがいかがか?」と質問した。

 これに対し石丸氏は「自分として信念という言葉を聞いてパッと思いつくのは、この国をちょっとでもいい形で次の世代に渡したい。そのためにできること、やらないといけないこともたくさんあると思う。しかし行政を動かさないとできないことがたくさんあるので自分のやるべきことは『政治改革』だ」と回答。

 後継については「後継の話はそんなに悩んでなくて簡単だと思っている。僕が消えれば済む」と断言し、周囲は息をのんだ。

「これは多くの経営者のすごく大きなテーマであり、皆さんを前にして僕みたいな小物が偉そうなことを言って大変恐縮だがそれで大丈夫だと思っている。仮にこの中の皆さんも会社の状況にもよるかもしれないがバタッと入院しちゃった、でも何とかなる会社が多いと思う。そのまま引退になるかもしれない。それでも会社が残るとしたらその会社はすごくないか? 僕はそういう組織がいいと思って安芸高田市長を務めていた。次の市長がどんなにポンコツでも『職員みんながいれば大丈夫だ』『頑張ってやっていきましょう』と言って最後去ってきたつもりだ。そういう意味で自分という存在を早くなくしてしまいたい。属人的なものにしないというのが自分の中では大事なことかと考えている』

 このインパクトのある発言を受けて、番組MCの古舘伊知郎「この歳で聞いていて引退しない自分を責めた」と話すと周囲で笑いが起きた。

「地獄の底まで腹くくって一緒にやる」とは?

 株式会社シー・ビー・ティ・ソリューションズ 代表取締役社長 野口功司氏は、大阪府知事・大阪維新の会代表、日本維新の会代表という三足のわらじを履く吉村洋文氏に対して大胆な提言を行った。

「国民民主党・日本維新の会、立憲も含めた形でまとめながらこのチャンスを生かしながら、本質的に大事なこと、自分たちの公約を果たすではなく、政治として本当に今変わらないといけない時期だ。もし連立野党が組めればそういうことができるチャンスがある。令和維新を起こしてほしいと思っているし、国を変えるようなリーダーにやはり“維新・吉村”がなるべきだと思っている」

 これに吉村氏は「去年の12月、僕は『本気である意味地獄の底まで腹くくって一緒にやるというのであれば一緒にやりますよ』と言い、外に向けても発信をした。でも国民民主は『維新は維新でどうぞ』という答えだった。これでは形だけ一緒にやっても僕は無理だなと。政治家としていろいろな改革をこれまでやってきた立場として中途半端な気持ちで違う政党が同じように見えるだけでは僕はダメだと思った」と回答。

 古舘氏が「地獄の底とは?」と確認すると吉村氏は「有権者は日本維新の会に投票してくれている。もちろん国民民主が人気なのは分かる。でも先の衆議院選挙でも維新に投票してくれて国会議員も誕生して、子どもたちに投資する教育の無償化であったり社会保険とかいろいろな公約を掲げている。それを実現するのが役割だとも思っている。それができなくなる可能性があるわけだ。だから自分に投票してくれた有権者に対してある意味背信行為になるかもしれない。他党の公約を一緒にやることによって自分たちの公約が実現できなくなるかもしれない。だがそれでも地獄の底まで本気で行くと言うんだったら一つの船に乗るというのは僕は有りだと思って提案した」と述べた。

ABEMA TIMES

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