瑞原明奈、セミファイナル自身5年ぶりトップ!華麗な親満貫で強敵逆転 呪縛を解いて満面の笑み/麻雀・Mリーグ

2025年4月26日(土)8時28分 ABEMA TIMES

 なぜか勝てないセミファイナル、嫌なジンクスを爽快な逆転勝利で振り払った。「朝日新聞Mリーグ2024-25」セミファイナルシリーズ、4月25日の第1試合はU-NEXT Pirates・瑞原明奈(最高位戦)がトップ。2019-2020シーズン以来、自身5年ぶりの同シリーズでの勝利となった。

【映像】瑞原、華麗な親満貫での逆転劇

 この試合は東家からTEAM雷電・瀬戸熊直樹(連盟)、渋谷ABEMAS・日向藍子(最高位戦)、瑞原、KONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人(連盟)の並びで開始した。瑞原は東4局、3・6索待ちで先制リーチをかけると、押し返しを目論む瀬戸熊から一発でロン。リーチ・一発・平和・ドラ2の8000点を入手した。

 南1局は佐々木に跳満をツモられ、ここで瑞原は2着目へ後退。続く南2局は中を仕掛け、満貫をテンパイするも、瀬戸熊のリーチに日向が2600点の放銃となり実らず。勝負は南3局の親番に持ち越された。

 この局、瑞原はドラも赤もない配牌。下家の佐々木の仕掛けをケアしながら、丁寧に手をまとめた12巡目、待望のテンパイが入り即リーチで反撃だ。瀬戸熊の追っかけリーチがかかり、その瀬戸熊からラス牌の1索でロン。リーチのみの2000点だが、親番を繋ぐ価値あるアガリとなった。

 そして迎えた同1本場、瑞原の手は赤五万含みで1メンツ、先制リーチが狙える格好。役牌の中から切り出し、13巡目にリーチをかけた。瀬戸熊が仕掛け、佐々木も満貫のテンパイをダマテンしている。佐々木に放銃すれば痛恨の大失点、トップの可能性がほぼ潰えるという正念場だ。ここで瑞原の勝負強さが活きた。16巡目、1索をツモ。裏ドラを1枚乗せ、リーチ・ツモ・赤・裏ドラの1万2000点(+300点)が完成。これで佐々木をマクりトップ目に立つ。

 南4局1本場は2つ仕掛けてテンパイ。親の佐々木のリーチがかかるも、危険牌の赤5筒を切って真っ向勝負。直後に佐々木が、瑞原の当たり牌である2索を掴みゲームセット。対局スタジオを去る際には、カメラへ微かに笑顔を見せた。

 勝利者インタビューでは「うれしいです、セミファイナルうんぬん抜きにしても、トップ自体も久しぶりな気がするので。特にパイレーツは前回が4着・4着で、リカバリーできたのはホッとした気持ちです」と笑顔を見せた。南4局1本場は「行くしかない、腹を括っていた」と説明。佐々木の手が親倍満含みの大物手だったことについては「高目2万4000点だって!」と笑いながら振り返り、改めて「勝てて良かったです」。

 5年ぶりとなったセミファイナルでの勝利。前回の2019-2020シーズンはセミファイナル導入元年で、瑞原にとってはルーキーイヤー。この年は魚谷侑未(連盟)擁するセガサミーフェニックスと最終日の死闘を制して、初優勝を果たしている。呪縛を解き放った瑞原が、ファイナルへ向けチームに勢いを付けた。

【第1試合結果】

1着 U-NEXT Pirates・瑞原明奈(最高位戦)5万300点/+70.3
2着 KONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人(連盟)3万2400点/+12.4
3着 渋谷ABEMAS・日向藍子(最高位戦)1万2300点/▲27.7
4着 TEAM雷電・瀬戸熊直樹(連盟)5000点/▲55.0

※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会

◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)

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