古舘伊知郎「正直言って僕も理解しきれてない。そのくらい、斬新」ラクロス部の新入部員を4倍にした青学生の“不思議なアプローチ”を大手旅行会社も絶賛
2025年4月26日(土)7時0分 ABEMA TIMES

超一流企業vs超優秀学生の疑似就活バラエティABEMA『キャリアドラフト シーズン2 #8』が4月25日に配信。出演した学生が、新入部員勧誘を通じて培った「寄り添う環境づくり」を中心にプレゼンテーションを行い、企業から高評価を得た。
同番組は、事前面接を勝ち抜いた学生が、服装・プレゼン形式はすべて自由に、ステージ上で2分間の自己PRを実施。26新卒を対象に行われる今シーズンは企業がリニューアルされ、面接官を務めるのはなんと超一流企業の実際の人事担当者たち。12社14人による7分間の質問タイムを設け、自社の新入社員の平均を5と仮定して10点満点で採点する。学生にとっては、どんなプレゼンが企業に響くのかがわかる絶好の舞台だ。
ユニフォーム姿で登場した青山学院大学の豊嶋眞望(とよしま・まこと)さんは女子ラクロス部に所属し、「人に寄り添う営業マン」になりたいと話す。新入生の勧誘長を務めた際は例年の4倍の40人もの獲得に成功。その背景には「新入生に寄り添う環境作り」があった。豊嶋さんはイベントを開き、新入生が入部しない理由、悩みを解決するために、その悩みをもって先輩部員と掛け合わせることで不安解決に努めたことが結果に繋がったとアピールした。
古舘伊知郎も“不思議なアプローチ”を称賛

河﨑真也(株式会社JTB 人事チーム グループリーダー(求人担当)):「人に寄り添える営業マンになりたい」とのことですが、もう少し具体的な過程を教えてください。
豊嶋:必死になって寄り添って、入部してもらった40名が、試合に出場していないにもかかわらず、上級生の勝利に対して涙をこぼして笑っているその姿に感動しました。私の中での強みは『貢献心』だと思っており、自分の時間を犠牲にしてまで人に笑顔になってもらいたい、組織に貢献したい、目標に対して責任を果たしたい、という思いがあります。
広沢達明(不二製油株式会社 取締役 営業部門長 兼 東京支社長):新入生を集める環境づくりでは何を重点的にしてきましたか?
豊嶋:悩みを聞き出して、悩みにマッチしている魅力が伝えられそうな部員を1人体制で個別に相談のような連絡先を持つことで、入部後も心配のない、定着するという目的を果たしました。また、一緒に頑張れる仲間がいることは重要だと思うので新入生同士が仲良くなれる環境づくりを行いました。
白坂ゆき(株式会社CaSy 取締役CHRO兼キャストエンゲージメントプロジェクトマネジャー):不思議だなと思うのは、こんなに一生懸命なあなたが新入部員を勧誘する時に『なぜ入らないのか?』という不安を払拭していくアプローチをとったことです。『入るとこんなに素敵だよ』というあなたが惚れているラクロスの魅力を教えてください。
豊嶋:その理由の最終形態が組織の魅力だと思っています。出場していないメンバーも泣いて喜べる環境がそこにあります。ラクロスという環境で友達作り・仲間作り。『将来大人になっても一緒にいられる人と出会えること』が魅力だと思います。
古舘伊知郎(ファシリテーター):不思議なアプローチではあるんですよ。だから、まだ僕も正直言って、理解しきれてない。あなたが「不安解消」ということに照準を絞ったことに。そのぐらい、斬新なんですよ、やっぱり。
「GRIT」を全て持っている

企業の採点は、下が5点から、上は10点が4社。
「10点」をつけたJTBは「当社のブランドスローガンにある『感動のそばにいつも』を本当に体現できる方だなと率直に思いました。エピソードからも、出場していない選手に対しても配慮して環境づくりができる。当社ですぐに営業人材として活躍できる素養をお持ちだ」と太鼓判を押した。
同じく「10点」をつけた三井ホームは「豊嶋さんは当社の営業職にとってドンピシャだと思う。GRIT(やり抜く力/GUTS(ガッツ) RESILIENCE(立ち直る力)、INITIATIVE(自発性)、TENACITY(粘り強さ))という言葉があるが、全て持ってらっしゃって、前に立ってプレゼンしている姿も美しくて。本当にチャーミングでした」と称賛した。