ゼロへの強い愛がこもった「ウルトラマンゼロ15周年展」を特撮ライターが二万年早いレポート - ゼロに変身~光線発射の「体験コーナー」や「チェキ撮影会」も魅力!
2025年4月26日(土)8時35分 マイナビニュース
ウルトラマンシリーズの人気キャラクター「ウルトラマンゼロ」の誕生15周年を記念した展示イベント「ULTRAMAN Gallery ULTRAMAN ZERO 15th展〜WE LOVE ZERO〜」が2025年4月26日から5月11日まで、西武渋谷モヴィーダ館6-7階特設会場にて開催される。
開催前日に行われたマスコミ・関係者向け内覧会には、ウルトラマンゼロの弟子・ウルトラマンゼット(『ウルトラマンZ』2020年)がかけつけ、多彩な魅力にあふれる本イベントの開催を祝った。
○合言葉は「WE LOVE ZERO」!
ウルトラマンゼロは、2009年公開の映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説THE MOVIE』でデビューしたウルトラヒーロー。ウルトラセブンの息子であり、ウルトラマンレオとアストラの兄弟に鍛えられたゼロは、強敵ウルトラマンベリアルとの対決を経て立派なウルトラヒーローへと成長。2010年公開『ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国』では次元を超えて「別の宇宙」へ飛び立ち、ベリアル銀河帝国を打ち破るべくジャンボット、グレンファイヤー、ミラーナイトといった仲間と力を合わせて戦った。
初登場から15年もの間、映画、テレビ、オリジナルビデオ作品、配信作品、ゲームといったさまざまなメディアをかけめぐり、いまや日本だけでなく世界じゅうの国々で愛されているウルトラマンゼロ。本展のテーマは、ウルトラマンゼロが大好きな人たちがそれぞれの「ゼロへの愛」を言葉にして、色とりどりのゼロの魅力を描き出すことである。合言葉は「WE LOVE ZERO」!
それではここから、展示物をいくつかご紹介してみよう。
入口を抜けると、ゼロの威勢のよい声(宮野真守)が聞こえてきそうな「ゼロ名台詞」の紹介パネルがあるほか、歴代ウルトラヒーローの威厳を高める役割を担った各種マント(左から、ウルトラマンレオ、ウルトラセブン、ゼロ、ゼット)が並べられ、ファンの興奮を誘っている。
ウルトラマンシリーズの中でもとりわけ高い人気と、作品内容の充実度を誇る『ウルトラセブン』(1967年)より、ウルトラセブン(立像)。頭部に備わっている宇宙ブーメラン「アイスラッガー」と、額のビームランプ(ウルトラビーム)から発射されるエメリウム光線、そして腕をL字型に組んで発射するワイドショットなど、多彩な攻撃技を持つ。
2012年公開の映画『ウルトラマンサーガ』より。ウルトラマンゼロ、ウルトラマンコスモス、ウルトラマンダイナが融合して生まれた奇跡のヒーロー、それがウルトラマンサーガである。地球侵略を企んで人々を誘拐したバット星人、そしてハイパーゼットンを相手に戦った。
ウルトラマンゼロの精密フィギュアや、写真家・中西学氏が2024年に撮影した珠玉の写真パネル群も展示されている。
発売開始以来、各方面から大人気の「ウルトラマンカードゲーム」コーナーには、カードのために描かれた美麗な「ウルトラマンゼロ」イラストが並べられている。
『ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国』のカイザーベリアル(立像)。ウルトラマンゼロに敗れたウルトラマンベリアルが、別な宇宙(アナザースペース)を侵略し、大帝国を築きあげたときの姿。
これまで多くの作品で活躍してきたゼロの、各戦闘形態が「立像」として展示されているのも、本展の見どころ。ウルトラゼロマントを身に着けたゼロは、従来のヤンチャな性格に加えて、ゼットから「師匠」と呼ばれるにふさわしい頼もしさ、貫禄が備わったように思える。
神秘の鎧・ウルティメイトイージスを装着したウルティメイトゼロ。次元を超え、無数にある並行宇宙に到達することのできる形態だ。
日本のヒーローとして誕生したウルトラマンは、次世代のヒーロー(ニュージェネレーション)に受け継がれ、いまや世界各国で愛されるキャラクターへと成長した。このコーナーに並べられているのは、すべて海外のファン向けに販売された魅力あふれる商品群である。
○体験コーナーでは、ウルトラゼロアイでゼロに変身!
ここからは、子どもから大人まで熱中できるプレイゾーンを紹介しよう。まずは、レギオノイド(α)を狙って光線発射のポーズを取ると、横のモニターに必殺光線の「動画」が映し出される体験コーナー。腕を十字に組むスペシウム光線、両腕を大きく振りかぶってからL字に組むメタリウム光線、ウルトラスラッシュにも似たM87光線などを試してみたが、いずれも見事に撮影者の腕から光線が出ており、レギオノイド(α)への命中〜爆発エフェクトが発生。特撮映画ならではの迫力と臨場感をかもしだした。
続いては、ウルトラマンゼロの変身体験コーナー。指定エリア内でウルトラゼロアイをかざす動作をすると、正面モニターに自分の姿(バストショット)が静止画で映り、「顔の上部→顔全体→首→肩→胸→全身」と段階的に変身していく様子を見ることができる。父ウルトラセブン(モロボシ・ダン)にも似た、ゼロの「変身の秘密」を探る絶好のチャンスといえよう。
7階会場では、ウルトラマンゼロやさまざまなヒーローたちが現れ、チェキによる記念撮影を行う人気コーナーが設けられている。写真のように、ウルトラマンゼロとおそろいのウルトラゼロマントをまとってツーショットを撮る、熱心なファンの姿も見られた。
同じく7階には物販コーナーがあり、イベントオリジナルグッズやウルトラマンゼロ15周年記念グッズなど、多彩な商品が販売されている。
7階エスカレーターを降りたスペースには、『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説THE MOVIE』でゼロと共演した友好珍獣ピグモンの姿があった。ピグモンの愛らしい仕草に癒されながら、隣のテープルに置かれた「付箋」にゼロへの熱い思い、強い愛情のこもったメッセージを書き、横の壁に貼り付けてみよう。
「ULTRAMAN Gallery ULTRAMAN ZERO 15th展〜WE LOVE ZERO〜」の開催スケジュールは2025年4月26日から5月11日。場所は西武渋谷モヴィーダ館6-7特設会場。営業時間は11:00〜21:00(20:30最終入場)。
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