所ジョージ 超ベテラン歌手のレコーディング姿に驚き「すごい真面目」「“なんなの?この人”と思って」
2025年4月26日(土)14時34分 スポーツニッポン
タレントの所ジョージ(70)が26日、パーソナリティ—を務めるニッポン放送「ゴッドアフタヌーン アッコのいいかげんに1000回」(土曜前11・00)に出演。番組パーソナリティーで歌手の和田アキ子(75)の意外な素顔を明かした。
和田とは50年近い付き合いになる所。タレント業だけではなく、元々は歌手で、昨年、NHK紅白歌合戦に初出場した新浜レオンの楽曲や、和田の最新曲「人生は美しい」の作詞・作曲を手掛けるなど、音楽家としても広く活躍している。
所は「皆さんが知らない曲が1000曲、2000曲あるじゃないですか、たぶん」とサラリ。「だってずっと作ってるんですもん。今年入ってから毎日作ってますよ、曲。毎日頼まれてもないことやってるんすもん。今、仕上げてるのが頼まれてもない『コナン』のテーマってのを作ってますよ。“こっちの方がいいだろ”みたいなね。先攻型ですから」と笑った。
スタジオでも即興の歌を楽しそうに披露する中、アシスタントの垣花正アナウンサーが「アッコさんは音楽を楽しいっていう感覚がなかなかないっていう」と言うと、和田は「なれないですよ、なかなかできない」と吐露した。
これに、「和田さんは超真面目よ。驚いた。僕、真面目っていうのは聞いてたんですよ、音楽に対して。でも、こないだレコーディングしたじゃないですか、去年」と所。「その時に和田さんが来て、和田さんが成城に来るってだけで、楽しくなっちゃって。で、来てレコーディングが始まるんですけど、譜面を自分の持ってるんですよ。でっかくしたやつね。で、それを折り畳んでいたのを出して。その譜面が昔の宝物の地図みたいにボロボロなの。何度も開いてるから。それで赤ペンでここをこうとかって、すごい書き込んでんの。それでスタジオに、矢吹スタジオに入って、カーテン閉めて。まず見られたくないっていう。それで和田さんが何か探りながらやるんですけど、こっちで聞いてて、“声出てないよね、1つも”みたいな。“なんか探ってるぞ、おい”って」と苦笑。「そのうち、だんだん声出してくれて。で、“今の和田さんいいですね。こうがいいんじゃないですか?でも今の良かったと思いますよ”ってどんどんどんアップしてくるの。すごい真面目なの」と明かした。
「前の日ですよ、面倒くさいのが。“緊張してる”とか言って電話かかってくるんですよ」と所。「車運転してんのに、車は今はね、ボイスで話せるから、話すじゃないですか。1時間ぐらいですよ。“所、緊張してる。ええ歌もらってありがとな”とかっていうのをもう1時間ぐらい。“なんなの?この人”と思って。だってあんなに、もう1線でずっとやっていた人が“俺らのことをやるのに何緊張してんだ?”と思って」と苦笑した。
和田は「所っちの歌難しいんですよ、本当に。何回も言うけど、男の方がレンジが広いんですよ、キーがね。だから何気に所っちは『人生は美しい』もそうだけど、出だしが低いんですよ」と話した。
所はレコーディングで和田に次回作も提案したそうで「先攻型だから。“和田さん、もう次の曲ありますからね”って言ったら“いや、それは断る”って言って。“今、これに集中してるんだから、出すんじゃない。そういうの出すんじゃない”とか言って。私としては和田さんがこっちに食い付いたら話になんもんだから、アルバムまで全部全部攻めようかなっていう気で、もうすぐ作ってるわけ」と前のめり。番組で、和田に提案したという未発表の「夕暮れの中で」も弾き語りで披露した。