辛坊治郎「引退はしない。ピアニストを目指します」著書発売記念サイン会で宣言
2025年4月26日(土)14時2分 スポーツニッポン
キャスター・辛坊治郎(69)が26日、大阪市内で著書「オールドメディアへの遺言」の発売記念サイン会に登場。一部での引退報道を否定。「引退はしない。死ぬまで走り続けます。ピアニストを目指します」と高らかに華麗なる転身を宣言した。
10年9月末に読売テレビを退社後も同局の「そこまで言って委員会NP」や「す・またん!」に出演。現在もニッポン放送「辛坊治郎ズーム そこまで言うか!」(月〜木曜後3・00)など舌鋒鋭く、歯に衣(きぬ)着せぬ言動で注目を集めている。そんな中、これまで舌鋒鋭く、ニュースの裏側をぶった斬ってきた集大成として、ライフワークとしてきたメルマガを加筆修正し、メディアからの“遺言”を書き上げた。
これまで、ヨットで太平洋横断するなど、サラリーマン時代にできなかったことを実行。今回は「やりたいことをやる」との信念のもと、66歳から始めて2年半のクラシックピアノに本腰を入れる。「何より時間が貴重だから」と、昨夏から講演の依頼を断り、ラジオのレギュラーを週4回から3回に減らしてピアノの練習時間にあてる。大阪の自宅にはアップライト型のピアノ。東京の家には電子ピアノを置いて鍵盤を叩き続けている。
現時点では「ハッピーバースデーと桜咲くぐらい」と完全なレパートリーは2曲だが、東京で音大の先生にも師事し「ショパンの華麗なる円舞曲を弾けるように。日本武道館でコンサートをやりたい。ハードル高いから東京武道館でかな」と大目標も口にした。新聞での記事には「フリーアナでなく、ピアニストと書いてもらえれば」と笑った。
サイン会では右拳を握ったポスターの前でファンと触れあった。選挙ポスターに見えるとの指摘には「選挙?絶対に出ません。50万%出ない」と苦笑い。さらに「来年70歳から年金をもらう。まだ、1円ももらってない。もらわずに死ねないからね。本でメシ食ってるのは五木ひろしさんと村上春樹さんぐらい。あっ、五木寛之さんね」と舌先はずっと滑らかだった。