【最速レビュー】元ジャンポケ斉藤慎二被告のバームクーヘンを買ってみた。意外なおいしさに驚く

元お笑いトリオ・ジャングルポケットの斉藤慎二被告が群馬でバームクーヘンを販売すると4月25日に自身のX（旧Twitter）で発表。筆者は、そのバームクーヘンを味わうべく、斉藤被告が告知した場所へと向かいました。そのお味やいかに。

「私自身がバームクーヘンを販売」と報告

2024年、不同意性交などの疑いで書類送検され、所属していた吉本興業との契約を解除された、斉藤被告。2025年3月には、不同意性交等と不同意わいせつの罪で東京地検に在宅起訴されたことが報じられ、4月9日には「報道にありますように、この度在宅起訴されて、裁判を受けることとなりました。現時点において裁判の進行等について明らかにすることはできませんが、今後の手続に真摯に対応してまいります」と、自身の公式Xでも報告していました。
25日夜、それ以来となるXの更新で、「この度、バームSAITOUという販売店でSTUMPという商品名で私自身がバームクーヘンを販売することとなりました。以下の日時で販売を予定しておりますので、ぜひお越しくださるようお願いします。日時 : 4月27日/29日10時〜」と、住所と共に“告知”をした斉藤被告。
続けて、「尚、取材はお受けすることができません。 お客様や周辺の皆様に迷惑がかかってしまいますので、取材や配信の目的でお越しになるのはご遠慮くださるようお願いいたします」と、付け加えました。

突然現れ、店に入っていく斉藤被告

今回筆者はバームクーヘンを買うべく、店舗へ足を運びましたが、もちろん取材はNGのため、一人のお客さんとしてです。8時45分には同住所に到着。すでに10人程度並んでいますが、想像よりは少なめです。8時50分、店舗向かいの横断歩道を渡り、こちらへ向かってくる人物が。「すみません、ありがとうございます」と言いながら歩く斉藤被告でした。黒いキャップとマスク、白いTシャツにズボン姿で、店の中に入っていきました。
9時30分ごろには、来た人が「やばい」と言うほどの長蛇の列に。ざっと100人以上は並んでいるように見えました。直後、斉藤被告は「すみません、今準備してますんで！」と店の外に出て、お客さんに声掛けをしました。列の長さに驚きつつも、笑顔を見せています。さらに、斉藤被告ファンにはおなじみの芸「はぁーい！」もお客さんにリクエストされ、二度披露しました。今回のために作ったTシャツでしょうか。斉藤被告の顔のイラストと「HAAI!」というローマ字がプリントされた白いTシャツを着ています。
その後、待つことさらに30分。オープン10時の5分前に、斉藤被告が表に出てきて、開店を知らせました。列が動き始めます。目の前に並んでいるお客さんは、斉藤被告のファンなのか、次から次へと斉藤被告との写真撮影に臨みます。斉藤被告も笑顔を見せ、応えています。

バームクーヘンのお味は？

斉藤被告は店の前に立ち、お客さんを出迎え、中ではスタッフ3人がお客さんをさばきます。商品は「バームクーヘン（1900円税込み）」と「カットバーム（700円税込み）」の2つ。現金のみの対応です。筆者は2つとも買ってみました。在庫は商品が30個入っているケースが、ぱっと見20箱くらいあったでしょうか。それでも600個。この後、店の外に出ると、列は100メートル以上続くという驚きの長さになっていたため、補充がなければ途中で売り切れてしまうかもしれません。その後、落ち着ける場所に移動し、早速バームクーヘンを食すことに。筆者が想像していた見た目は大きなホールのバームクーヘンですが、実際には小さめではあるものの、高さのある作りとなっています。小さいバームクーヘンが3つ重なっているような見た目です。片手で持つとかなりの重量があります。それを食べやすい大きさにカットしたものが「カットバーム」になるようです。気になるお味は……おいしい。粉状の砂糖がバームクーヘンの周りに大量にまぶされており、バームクーヘンの生地自体もしっとりとした食感で甘みがあるのですが、砂糖がより甘みを強調させています。甘いバームクーヘンが好きな人にとってはたまらないでしょう。筆者もこの原稿を書きながら、カットされたバームクーヘンを片手でつかみ、食べる勢いが収まりません。「バームクーヘン」は東京で味わえそうな高級路線で、「カットバーム」は手軽に食べられるバームクーヘンだと思いました。値段はちょっとお高めかもしれませんが、ハイクオリティな味を実現させています。また、カットされていない丸ごとのバームクーヘンは、見た目も美しく、手土産に持って行くと喜ばれそうな雰囲気です。

今後の動向は？

斉藤被告の注目度の高さを物語った今回のバームクーヘン販売。ネット上では、「芸能界追放されたのは仕方ないだろうけど、人生何度でもやり直せるだろ　がんばれ」「この地道な頑張りを叩こうと言うなら、その方が悪だ」と好意的な声が上がる一方で、「結構応援していたのに、Xで謝罪ポストもなく、いきなりバームクーヘン売り始めますからよろしく、けど取材は受けませんみたいな感じってどうなのかね？　ファンだったのに残念を通り越して痛いわ」「一世一代の復帰1発目の文章がコレって」などと、厳しい声も多く寄せられています。
販売は現時点で、今回と29日のみですが、おそらくこれは隣接する老舗パン屋に迷惑をかけないためでしょう。パン屋の定休日にまずは販売するようです。今後の営業日はどうなるのか、そして犯罪を犯し、これから裁判を受ける身でありながら、斉藤被告がバームクーヘンを販売することの世間の受け止め方はいかがなものか、動向に注目が集まります。
(文:All About ニュース編集部)