あゆドラマは「原作とは別物」 これまでの「オリジナル部分」を振り返る

4月27日(月)19時20分 J-CASTニュース


歌手の浜崎あゆみさん(41)の自伝的小説を実写化ドラマ「M 愛すべき人がいて」(テレビ朝日系)の第2回が、2020年4月25日に放送された。

ドラマでは福岡県から上京してスターを目指すアユ役を歌手の安斉かれんさん(20)、アユを発掘してスターに押し上げるプロデューサー・MAXマサ役を俳優の三浦翔平さん(31)がそれぞれ務める。第2回となる25日の放送では、アユが武者修行として米・ニューヨークでボイストレーニングを受ける様子などが描かれたが、視聴者の注目度がMAXになったのは、アユの帰国後に行われた「強化合宿」の様子だった。

「事実と違う部分も多いのは承知だけど」

帰国後ほどなくして、アユは「a victory」が進めるアイドルグループの候補生10人が集まる合宿への合流を命じられる。合宿の最後、アユら11人に課せられたのは重いリュックを背負った上での長距離走。ただし、用意された11個のリュックの中の重り(水入りペットボトル)の個数はそれぞれ違い、極端に軽いものもあれば、その真逆のものも。それらをくじ引きで引き当てたものを背負ってゴールを目指すのだが、アユが引いたのは最も重いリュックだった。

加え、アユは前日に合宿所の風呂場で転倒し、右肩を脱臼。右腕を三角巾に包んだ上でリュックを背負って走らなければならないという、この上なく不利な状況に。しかも、11人中5位以上に入らなければアユのデビューは取り消されるという絶体絶命の状況となったのだ。

しかし、長距離走の序盤こそ最下位だったアユはコース途上で崖の上から励ましの叫び声を浴びせるマサの姿を見たことで「覚醒」し、候補生9人をごぼう抜き。残る1人もゴール直前で抜き去り、文句なしの1位でゴールしたのだった。

文字通り、超人的な活躍を見せたアユに対してネット上ではツイッター上を中心に、「ドラマ見ちゃったぜ....」といった声が続々と上がる事態に。ただ。その一方で、「エンターテイメントだから当然事実と違う部分も多いのは承知だけど」といった指摘も出る事態となっている。

「原作も読んだけど全く別物」

そこで、原作である同名小説を見てみると、確かに、「合宿シーン」に該当する箇所は存在し、長距離走などが訓練内容として盛り込まれていたとの記述はあるが、「風呂場で転倒して脱臼した翌日に長距離走が行われた」「重りが入ったリュックを背負って走った」といった要素は見当たらず、ましてや、「長距離走の順位によってはデビューが取り消される」などという箇所は全くなかった。どうやら、ドラマ化に際してそれなりの脚色が行われているようだ。

また、第2回の冒頭では、まだ別の芸能事務所に所属しているアユについて、マサがその芸能事務所の社長に対して直談判を行い、移籍の許可を得るシーンが放送されたが、原作では、エイベックスに入る前に前所属事務所を退所しており、こちらは、「史実」とは全く異なる展開になっていることが分かる。このためか、ツイッター上には、「ドラマのM愛すべき人がいてめっちゃ面白いんですけどー。原作も読んだけど全く別物」といった声すら上がっている。

ただ、これらの声は想定済みなのか、ドラマ中の「マサ」に相当するエイベックスの松浦勝人会長は、4月19日深夜放送の自身のラジオ番組「max matsuura 仕事が遊びで遊びが仕事」(ニッポン放送)で、ドラマについて、「原作からはだいぶ離れてます」と話しており、小説の内容をそのままドラマ化するわけではないと明かしている。加え、第1回と第2回のオープニング部分では、「ドラマオリジナルの要素を加えたフィクションです」とのテロップが表示されており、やはり、小説そのままがドラマになるわけではないのは明らかだ。

アユの「母親」は登場するのか?

ただ、大幅な改変が行われていたとしても、それでも気になってしまう箇所が存在する。それは、浜崎さんの母親についての描き方だ。小説では、母親は浜崎さん本人と共に福岡から上京しており、中野区のアパートに浜崎さん、母親、祖母の3人で暮らしていたとの記述があるが、ドラマ中では母親はまだ出てきておらず、代わりにアユの叔母と併せて3人で東京で暮らしている様子が描かれている。

ただ、第1回では、その3人で映るシーンで母親に触れるシーンがあり、その存在にはすでに言及がなされている状況。よって、今後、アユの母親が登場するか否かも含め、小説がどのようにアレンジされていくかが気になるところだ。

(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)

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