生田斗真の“無言の微笑み”に震撼‥『べらぼう』で描かれる権力の闇

2025年4月27日(日)10時3分 ジェイタメ


NHK大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」に出演中の俳優・生田斗真が出演を重ねるごとに「怖すぎる」と視聴者を震え上がらせている。


「江戸のメディア王」となった蔦屋重三郎の生涯を描いていた今回の大河。蔦重の活躍する吉原など市中の話と並行して、徳川家を中心とした政治闘争が描かれている。


今回の大河で生田は「御三卿」のひとつ一橋徳川家の当主・一橋治済を演じている。初登場したのは、第2回で、御三卿や老中たちが招かれた宴席でお面をかぶりながら傀儡人形を操るという登場だった。この傀儡人形が「怖い」と視聴者を震え上がらせたのが、4月13日放送された第15回だ。次期将軍と言われた徳川家基が亡くなり、その死因を探っていた老中首座の松平武元(石坂浩二)が不審死を遂げる。死の間際には、傀儡人形が現れ、不敵な笑みを浮かべる治済が映し出された。


翌週の第16回では、獄中死する平賀源内(安田顕)を蔦重が知らされたタイミングで、「薩摩の芋はうまいのう」と治済が満面の笑みで芋を食べるシーンが映った。いずれのシーンでも“首謀者は治済”をにおわす演出をしている。ある芸能関係者は「2つのシーンで生田はセリフがほとんどなく、笑っているだけなのですが、その笑みが視聴者から“怖すぎる”と絶賛されている」。ジャニーズ在籍時代は自分から「劇団☆新感線」の門をたたき、演技の勉強をした生田。演技力は、かなり高いレベルといわれているだけに、「生田の微笑」がいい雰囲気を醸し出しているのだろう。


その生田演じる治済は本来、将軍の座とは程遠いところにいたのだが、次々に将軍後継者が早逝して自分の子供が将軍の座を射止め、自身は「将軍の父」として絶大な権力を持つ人物だ。前出の関係者は「いまは田沼意次が権力をふるっているというストーリーですが、意次の時代が終わりを告げ、次の時代へ移り蔦重にも影響が出てくるという流れで物語は進みます。その流れの中で、また亡くなる登場人物も出てきますから、今後も生田が脚光を浴びる時がくるでしょう」。


出てくるたびに恐怖感が増してくるという存在になるはずだ。

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