続々と禁断の共演…『いいとも』終焉で瓦解する芸人界のパワーバランス

4月27日(日)14時0分 メンズサイゾー

 23日にスタートしたダウンタウンの新番組『水曜日のダウンタウン』(TBS系)に、ビートたけし(67)が、サプライズ乱入し話題を集めている。話題の佐村河内守氏に扮装した格好で突如現れたたけしに、ダウンタウンの2人も驚きをあらわにし、「びっくりしたわ〜!」「絶対アカンやん!」と叫ぶと、そそくさとたけしはスタジオを後にした。番組によると23年ぶりだという、たけしとダウンタウンのバラエティ共演。そんな番組の様子は、さっそくネットニュースなどでも報じられ、すでに関連動画や画像がアップされている。


「たけしさんは別の番組の収録で訪れていたようで、本当にフラッとスタジオに顔を出し、飄々と乱入したようです。出演者はもちろん、ほとんどのスタッフも、たけしさんの登場には驚いたみたいですね。もちろん、そんなことをできるのはたけしさんくらいなものですからね。あれだけの大物であれば、何をやっても番組サイドとしては嬉しいものですよ」(テレビ局関係者)


 図らずも23年ぶりという夢の共演を果たしたビートたけしとダウンタウン。彼らがここまで共演してこなかったというのも不思議ではあるが、それだけ彼らが大物だという証拠だろう。そしてまた、この秋に公開予定の関根勤(60)が監督を務めた映画でも、24年ぶりという夢のキャスティングが実現したと話題になっている。


 関根の映画で、20年以上ぶりに共演したのは、タモリ(68)と明石家さんま(58)。たけしと合わせて「お笑いビッグ3」と呼ばれる2人だ。もちろんバラエティ番組での共演は無数にあるが、映画で顔を合わせたのは24年ぶりだと関根は言う。関根との深い関係性が2人の共演を実現させたということだろう。

 『笑っていいとも!』(フジテレビ系)でのグランドフィナーレでは、とんねるずとダウンタウンの絡みが実現するなど、ここ最近相次ぐ大物芸人たちの夢の共演。そうした潮流の理由は定かではないが、安定した力を見せているくりぃむしちゅーや、勢いの衰えない活躍の有吉弘行(39)、それに次世代のMC候補として頭角を現し始めたフットボールアワー・後藤輝基(39)などの中堅芸人たちの活躍が、大御所たちの芸人魂に火をつけたとも考えられる。後輩たちに負けていられないと発奮したのではないだろうか。


 ビッグ3に続き、お笑い第3世代と呼ばれる芸人たちが長く席巻してきた今のバラエティ界だが、その様相が変化してきているのは誰の目にも明らか。その象徴が『いいとも』の終焉であり、たがが外れたように共演する大物たちの姿ともいえる。前述した中堅クラスの台頭などは、これまで第一線で活躍してきた大御所たちにとっては厳しい現実がやってきたともいえるだろう。しかし、こうした現象はむしろ健全ともいえる。


 やがて、今のバラエティのほとんどは次世代の芸人たちに受け継がれることだろう。だがそれは、今の大物たちにとって、番組のメインを張ってきたゆえの責任から解放されることでもある。自由を手に入れることで、広がる可能性もあるだろう。今回、ダウンタウンの番組にたけしが乱入したように、後藤の番組にダウンタウンが突如乱入することもあるかもしれない。そして視聴者の多くは、そんな瞬間を目にするのを望んでいるはずだ。
これまでのパワーバランスが崩れ始めたバラエティ界。何が起こるのか、いっそう目が離せない時代に突入したのは間違いない。
(文=峯尾/http://mineoneo.exblog.jp/)
著書『松本人志は夏目漱石である!』(宝島社新書)

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