『あんぱん』登場人物に『アンパンマン』キャラ当てはめ執筆 どんぶりまんトリオも! 脚本家・中園ミホ語る

2025年4月27日(日)8時3分 マイナビニュース


アンパンマンを生み出した漫画家・やなせたかしさんと妻・暢さんをモデルにした連続テレビ小説『あんぱん』(NHK総合 毎週月〜土曜8:00〜ほか ※土曜は1週間の振り返り)の脚本を手掛ける中園ミホ氏にインタビュー。登場人物と『アンパンマン』のキャラクターの共通点など話を聞いた。
112作目の朝ドラとなる『あんぱん』は、やなせさんと暢さん夫婦をモデルに、何者でもなかった2人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した『アンパンマン』にたどり着くまでを描く愛と勇気の物語。小松暢さんがモデルのヒロイン・朝田のぶを今田美桜、やなせたかしさんがモデルの柳井嵩を北村匠海が演じている。
中園氏は、本作の登場人物すべて、『アンパンマン』のキャラクターを当てはめて書いているそうで、「私の趣味の世界です。つらい執筆も、そういう風にして書くと楽しいので。それぞれのキャラクターに思い入れがあり、最近は、ロールパンナを見るだけで涙腺が緩んでしまいます(笑)」と打ち明ける。
『アンパンマン』のキャラクター、ドキンちゃんにもモデルがいるとやなせさんが言っていたそうで、中園氏は「やなせさんがいろんなことおっしゃっていて、お母さんがドキンちゃんのモデルであるというのと、暢さんがモデルであると。つまり、その2人は似ていたのだと思いますね」と説明。「あと、バタコさんのモデルも暢さんとも。女の人はいろんな面があるので、ドキンちゃんみたいに好奇心が強くてちょっとわがままな部分と、バタコさんのように優しくていつもにこにこしている部分と、暢さんはどちらの要素もある方だったのではないかなと思います」と語る。
また、中園氏は、のぶの祖父である“釜じい”こと釜次(吉田鋼太郎)、天宝和尚(斉藤暁)、団子屋の主人・桂万平(小倉蒼蛙)は、どんぶりまんトリオのかまめしどん、てんどんまん、カツドンマンを当てはめているそうで、「3人がいつも一緒にいますからね。遊びですが、朝ドラは書くのが大変なので、そんな楽しみ方をしながら一生懸命書いています」と話した。
そして、自身が好きな『アンパンマン』のキャラクターは「ドキンちゃん」。「欲望に正直で、我が道を行く感じが好きですし、いつも『お腹空いた』と言っていて私もしょっちゅうお腹空いているのですごく共感します」と述べ、「もちろんアンパンマンも好きですし、ばいきんまんも好きですし、ロールパンナもメロンパンナも、みんな好きです」と愛情たっぷりに語っていた。
(C)NHK

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