「なりすまし」にフィフィさんへの悪口書かれた男性の反論

4月27日(土)22時21分 NEWSポストセブン

4月17日に、「芸能界だけが食べて行く道と思ってません。むしろこの腐敗した業界に媚びて働くことがストレスなのかもしれません」とツイートした、エジプト人タレントのフィフィさん。「どんな圧力が働いているか想像つきますよね」など、何らかの力によって芸能活動が阻まれているとする彼女に、「韓国人大学教授が嫌がらせをしている」といった趣旨の記事が、一部メディアが掲載している。果たしてこの教授は、本当に嫌がらせをしているのだろうか?



「サイッテーやな、フィフィ。以後は手加減しないよ」


4月22日、フィフィさんは自身に向けられた、こんな書き込みをリツイートした。ツイートの主は、関西学院大学社会学部教授の金明秀氏。在日コリアンの金教授はこれまでも、朝鮮学校無償化を反対するフィフィさんを「自発的な移民一世が陥りがちな欺瞞の代表格。知識も先住マイノリティへの敬意もなく、ただ「意識の高い移民」として生きてきた人」などと評したうえで、主張の誤りを批判してきた。


いわば過去に論を交わした相手から「手加減しない」と言われたワケだが、それに対して「信じられないでしょ。でも本当」とコメントしている。


またラジオ番組を降板した理由として「これが嫌がらせの根源です。(中略)日本にいて外国人に集団で嫌がらせされるのは許されない事です。しかも外国人教授」と、金教授が関係しているかのようなツイートも残している。


【フィフィさんと大学教授の過去のやり取り】


だが金教授のこのツイートは、昨年11月頃に、「無責任な言動をツイッター上で繰り返す彼女を、手加減せずに批判する」という意味で残したもので、フィフィさんにも当時、発言の意図を確認している。それにもかかわらず半年近く前のツイートを突如取り上げたのは、フィフィさんが「圧力がかかっていて芸能活動がままならない」とする裏付けのために、意図的に切り取って使ったとも受け取れる。



さらに「朝鮮学校には特権がある」と思っていることと、自身の子供を外国人学校に通わせているとツイッター上で公表しているフィフィさんに、金教授は「外国人学校は、朝鮮学校がこれまでに訴えてきたおかげで就学支援金を支給してもらっている(以下略)」と反論。


その上で外国人学校の一覧をあげ、「おたくのお子さんはこちらにはいらっしゃらないので?」とつぶやいたことに対し、フィフィさんは「度々子供のことを出してくるんですよ。調べ回ってると思うど恐ろしい」(原文ママ)と、金教授があたかもフィフィさんの子供の学校を調べ、脅す材料に使おうとしていると思わせるツイートを返している。



だが金教授はあくまで、外国人学校に就学支援金が支払われているのは、朝鮮学校の働きかけが大きかった。それなのに生半可な知識で朝鮮学校を誹謗するのはどうかと思ったことを説明するうえで、外国人学校の一覧をあげたに過ぎない。



フィフィさんはなぜこのタイミングで過去のツイートを切り取り、「信じられない」と言ったのか。そして金教授が子供のことで脅しているかのようなツイートをしたのか。


「推測でしかないが、彼女は多数派にすり寄ろうとしてネット右翼の主張に感化されていったのではないか。ネット右翼が在日コリアンを攻撃対象にしているのは周知の事実で、そのための戦略として過去のツイートを切り取り、自身の発言の材料に使っているのではないか」と、金教授は語る。


 一連のツイートが掲載された4月22日以降、金教授のもとには「ただで済むと思うな」などと書かれたメールや電話が、多数届いているという。


【「なりすまし」された男性が登場】


この数日前にも、フィフィさんはツイッターでブロックしていた在日コリアン男性から、ツイッター上で脅迫を受けたとしている。しかしそれは悪意の他人がなりすました、偽アカウント(なりすまし)によるもの。だが「なりすましです。スパム報告お願いします」と訴える彼や第三者に対し、「とぼけてますか?(中略)以前私に誹謗中傷してたじゃないですか?」と、取り合うどころか全く聞き入れない姿勢を見せた。


4月19日、フィフィさんのツイッターアカウントに対し、実在の在日コリアン男性の名をかたったアカウントから突然、


「アナタね、差別はいい加減にしなさいよ?いい加減差別をやめないと、総連の方に「それなりの対応」をもとめちゃうけど、いいかね?」というツイートが送られた。これに対しフィフィさんは、「この人は一日に何個も専用アカウントを作っては、執拗に誹謗中傷や脅しを繰り返しています」と返している。


この男性も以前、朝鮮学校無償化を巡ってフィフィさんとツイッターでやりとりしたことがあり、そのやりとりを「誹謗中傷」と受け止めたフィフィさんは、彼をブロックしていた。しかし今回のなりすましアカウントは他人が悪意を持って作成したもので、男性はそもそも無関係。


だがフィフィさんは「外国人が外国人を他人の国で脅す不思議…」などと全く聞き入れず、それでも彼や第三者が「なりすましによる書き込み」だと説明したことに対し、「頼むから私が嫌いならもう絡むな。私は関わりたか無いんだよ。日本で日本人に不快な扱いされるならまだしも、日本に居てなぜ君らに執拗に絡まれなきゃなんない?しかも何かあれば日本人のせいにして(以下略)」


「(前略)私は親日だから、君たちとは関わりたくないのw (中略)誹謗中傷するほど私が嫌で必死に足引っ張りたいのは分かるが、もう絡むなよ」



と、あたかも無理やり彼がフィフィさんに絡み、誹謗中傷しているかのようにとれる返信をしている。



実はこの5日ほど前から、彼の名を騙るなりすましアカウントが、在日コリアンをたびたび侮蔑する発言を繰り返してきたユーザーへ「あなた最低だね。殺すよ」「謝らないなら殺すよ」などとメンションをふった。その果てにフィフィさんをターゲットにしたと言える。




【なりすまし——男性は濡れ衣晴らしたい】


「それなりの対応を求める」とつぶやかれた彼女は、確かに被害者かもしれない。しかしいくら成りすましだと説明しても聞き入れない姿勢に対し、男性は異議を唱えている。男性に話を聞いたところ、こう語った。



「ツイッターを初めて2年になりますが、これまでもつぶやきを改ざんされた、非公式リツイートをされたことはありました。しかし今回のようなことは初めてなので、本当にひどいと思っています。フィフィさんも脅迫のようなことを言われて、怖かっただろうと思います。しかしなりすましアカウントがしたということを認めて、対応しないのはなぜか」


大きな影響力を持つ著名人や、民族的属性に対して攻撃的な差別意識を持つ者を、ある種の拡散装置として利用し、実名を記載した形での「脅迫」「殺害予告」が繰り返されるようであれば、自分が平穏な市民生活を送ることは難しいと感じた彼は、今回の件を警察に相談。だが犯人捜し以上に、望んでいるものがあると語る。


「これから先、自分の名前をネット検索した際に絶対、今回の一件がヒットすると思うんです。その濡れ衣を晴らして、ネット上から消し去りたい。それが一番の目的です」(同)



 ちなみにフィフィさんについて、排外デモで知られる在特会(在日特権を許さない市民の会)会長の桜井誠氏は、23日に「この人は在日外国人の立場から真摯に在日問題などをツイッターで提起している優曇華(うどんげ)の花のような方だとか。それが今、差別だ排外主義だと攻撃されていると聞きました。何が出来なくてもせめて応援の声を届けましょう」とツイートしている。


またフィフィさんは自身は「身近で支えてくれる彼は、在日韓国人」であることと、「乗っ取られたメディアに、もはや魅力はない」と、自由に発言できる場を設ける準備をしていると明かしている。


 なお、フィフィさんのツイートはすでに削除されているものもある。

NEWSポストセブン

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