「彼ごはん」料理研究家 スペイン移住へ 長男は重度の先天性難聴「新しい挑戦の始まり」
2025年4月27日(日)15時13分 スポーツニッポン
「作ってあげたい彼ごはん」がシリーズ累計300万部を超えるベストセラーとなった料理研究家のSHIORI(40)が27日までに自身のインスタグラムを更新。家族でスペイン・バルセロナに移住することを報告した。
「みなさんにご報告があります」と書き出し、「わたしたち家族は夏の終わり、生活の拠点をスペインのバルセロナに移すことにしました。息子5歳、夫婦共に40歳、新しい挑戦のはじまりです!」と報告した。
SHIORIは11年に一般男性と結婚。19年に第1子長男を出産し、生後10カ月を迎えた際に、先天性難聴であることを公表している。「息子は重度の先天性難聴で生まれました。1歳の時に人工内耳手術をし、人工内耳の装用を始めた時から“幼少期をどこか外国で育ててあげたい”そうぼんやりと、でも確かな意思が芽生えていました」と思いを記した。
過去に4度ほど旅行で訪れたスペイン・バルセロナを選んだ理由については「まず天気が良くて人がおおらかで明るくて優しい。食事がおいしい。サグラダファミリアをはじめとしたアートが点在するコンパクトな街は海も山も近い。物価面、治安の良さも魅力。夫や息子が好きなサッカーがある。大好きな頼れる友人達が住んでいる」と、その魅力をつづった。
また、「1番のきっかけは、昨年初夏に家族でバルセロナを旅行し、友人の計らいで息子がサッカーチームに参加させてもらった後のこと。突然“ぼくはここに住みたい!”堂々とそう言い放ったことでした」と長男の言葉が決め手となったことも明かした。
「奇しくも料理の仕事を始めて、ちょうど20年の節目となりました。秋からは新しい土地、新しい環境で、もっと自由に暮らしを楽しんでみたい。その中で生まれる料理を、見つけたおいしいを、またみなさんにシェアしていきたい。それがわたしの中に芽生えた小さな野心です。どうか、温かく見守ってもらえると嬉しいです」と新天地への思いをはせ、最後に「追伸、日本にも定期的に帰って来ます。行きっぱなしではありませんのでご安心ください」と付け加えた。