【 AAA・與真司郎 】 カミングアウトで「得たものの方がデカい」 鬱っぽくなった時期には 「人の優しさを感じた」
2025年4月27日(日)15時20分 TBS NEWS DIG
AAAの與真司郎さんが、最新フォトエッセイ『人生そんなもん』の発売記念会見を行いました。
與さんが、自身が同性愛者であることをカミングアウトするまでの道のりと、カミングアウトした後の人生を赤裸々に綴った一冊。
與さんは、“過去の恋愛のこととかも、オープンに書いているので、読んでくれる方がどう思うのか、ワクワクとドキドキでいっぱい”と、笑顔。
すでに届き始めている感想については“「ここまで書いてくれてありがとう」みたいな感じ。聞きたくない方もいっぱいいるし、どうだろうと思っていたんですけど、恋愛というものが大きくて、そこを抜かすということができなくて。ファンじゃない方もたくさん読んでいただいていて、良いコメントをたくさんいただいて、毎日幸せです。”と、満ち足りた表情を浮かべました。
“「自分のことを隠している」というだけで、深い関係性になれなかった”と、カミングアウト前の人間関係の悩みを明かした與さん。“こうして記者さんの前で、自分がゲイであることを語るって、いまだに慣れない。「ゲイだから何?」ってなっていくことが僕の望み。みなさんと同じ権利、選択肢があると幸せだなと思っています”と、現在の気持ちを話しました。
カミングアウトのきっかけについては“散歩をしていた時に「パートナー、家族、仕事仲間とハウスパーティができたら」と、ふと思った。ストレートの方からしたら普通のことなんだと思うんですけど、自分にはハードルが高かった。”と、回想。カミングアウト後、ハウスパーティの夢は実現したそうで、“自分にとっては本当に大きいイベントでした”と、楽しそうに振り返っていました。
カミングアウトによって大きく生活が変わったという與さんですが、“カミングアウト(するしない)は、人それぞれで良い。”と、同じ境遇の人へメッセージ。“ただ、死ぬまで1人というのは避けて欲しいと僕は思う。僕はカミングアウトで失ったものもありますが、得たものの方がデカい。みんなに言う必要はまったくないんですけど、1人でもいいから、自分を愛してくれる人を探してほしい”と、想いを伝えました。
フォトエッセイタイトルの「人生そんなもん」は、與さんが以前からよく使っていた言葉だそうですが、與さんは“カミングアウト後に、より思うようになったかな”と、告白。“メンタル強い方だと思ってたんですけど、カミングアウト後には鬱っぽくなったこともあった。”とツラい時期を振り返ると、“(支えとなったのは)友人が大きい。ただ居るだけだったり、連れ回してくれたり。人の優しさを感じた。”と、感謝を伝えました。
【担当:芸能情報ステーション】