「夜逃げした我が家の中をもう一度見たい」33歳男性の切なる願いを調査 スタジオで衝撃の事実が明らかに

2025年4月28日(月)19時30分 ABEMA TIMES

 『探偵!ナイトスクープ』(テレビ朝日系)が4月25日に放送され、「夜逃げした我が家に戻りたい」という切実な依頼を調査した。

【映像】夜逃げした男性と、昔住んでいていた家

 視聴者から寄せられた依頼にもとづいて、探偵局長が部下の探偵たちを野に放ち、世のため、人のため、公序良俗・安寧秩序を守るべく、この世のあらゆる事どもを徹底的に調査追求する同番組。今回の「夜逃げした我が家に戻りたい」は、大阪府の男性(33)から寄せられた次のような依頼だ。

「突然ですが、僕はかつて家族とともに夜逃げをした過去があります。小学生の頃、兵庫県にある一軒家に住んでいました。両親の事業がうまくいかず、ある日突然、その家を捨てるようにして出ていかざるを得ませんでした。その後、両親は離婚。そして、家族はバラバラになりました。それ以来、その家はもう取り壊されてこの世に存在しないのだろうと思っていました。それなのに、あの家はまだそこにありました。先日、ふと気になりGoogleマップのストリートビューを見ていると、そこには子どもの頃に見慣れたままの我が家が映っていました。まるで時間が止まったかのように変わらない姿で、当時の幸せだった記憶が一気に蘇りました。家族で笑い合った食卓、庭で遊んだ日々。そして、あの家から逃げなければならなかったあの日のこと。驚きとともに、僕の心の中にある願いが生まれました。もう一度、あの家の中に入ってみたい。でも、今はもう別の家族が住んでいるかもしれません。一緒についてきてもらえませんか?』

 「ある日突然、父親に『1カ月後に夜逃げするぞ』と言われた」と語る依頼者。急に引っ越すと近所に気づかれてしまうため、少しずつ荷物を長野県にある母親の実家へ送り始めた。「広まっていっちゃうから『友達にも言うな』って言われた。毎日遊んでるし、放課後家に来てもらったこともあったので、苦しかった」と、その1カ月間はつらい日々だったという。

 夜逃げの当日は、食事に行くようなふりをして昼から夕方にかけて親子3人で家を出た。転校については、親が学校に電話した後、校長同士がやり取りして手配し、夜逃げから1週間後には新しい学校に通い始めていたそうだ。

「不自由なく暮らしていたのに、壁が薄くて隣人の話が聞こえてきたり、テーブルもなかったので組み立てた段ボールの上で食事を取ったり。急に生活が変わった」

 さらに依頼者は中学校卒業時、すでに独立していた当時20代の兄の元へ引っ越すよう言われたという。高校の学費を自分で稼ぎながら、生活費は兄に出してもらっていたという苦労を明かした。

 現在は結婚し、子どもも2人誕生。「ちょっとずつそういうので(幸せを)取り戻してはいるけど、子どもの頃の幸せな空間にもう一度戻りたい」と、この依頼へと至ったのだった。

 石田靖探偵とともに訪れた元の家には、現在は別の家族が住んでいた。思いきって訪問した依頼者に対し、現在の住人は驚きながらも温かく迎え入れ、家の中を見せてくれることに。「本当に優しい家族で安心した」と、依頼者は感激の面持ちで家の中を見て回った。

 さらに番組では、依頼者の母親も呼び寄せた。夜逃げの後に離婚し、その後も結婚と離婚を繰り返した“バツ7”の母親だというが、「母がいなければ僕もいないので」と感謝している部分もあるという。また、そんな母親と「兄の部屋の天井裏に隠したワインを飲みたい」という願望も明かした。

 23年前のワインが屋根裏から出てきて、住人も思わず「ちょっと気持ち悪い(笑)」と一言。母親は「もう一生来ることはないと思っていた」と感慨深げな様子で、ワインを飲みながら久々の再会を喜んでいた。

 そして、スタジオでは驚きの事実も明かされた。同番組の3月14日放送回「カードを売ってプロポーズ資金にしたい」の依頼主が、今回の依頼者の兄だったのだ。石田探偵が「夜逃げで2つ依頼がきている」と明かすと、スタジオには驚きの声が溢れていた。

ABEMA TIMES

「我が家」をもっと詳しく

「我が家」のニュース

「我が家」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ