野口健氏 万博ネパール館の工事費用未払い報道に「いつもネパールの味方でありたいと思ってきましたが...」

2025年4月28日(月)14時5分 スポーツニッポン

 アルピニスト・野口健氏(51)が28日、自身のX(旧ツイッター)を更新。大阪・関西万博に出展を予定しているネパール館が、建設業者に費用が支払われず工事が中断していることに言及した。

 万博を運営する日本国際博覧会協会(万博協会)によると、ネパール側は引き続き出展の意向を示している。ネパールのパビリオンは自前建設型の「タイプA」で、建物は建設されたものの、敷地内に資材が置かれたままで、作業をしている様子はうかがえない状況。協会によると、ネパール側は「国内外の関係者と調整し、会期中に工事を進め出展したい」としている。

 タイプAは複雑なデザインや万博協会の調整不足が原因で、建設業者選定が難航。当初は約60カ国が建設を目指していたが、着工に至ったのはネパールを含め42棟(47カ国)にとどまった

 工程も万博協会の想定から大幅に遅れ、開幕直前まで多数の国が内外装を含めた準備に追われた。ネパール館の工事関係者は開幕数日前の取材に「人手が足りず、開幕には間に合わない」と明言。金銭面の問題を抱えているとも明かしたが「守秘義務があるため内容は話せない」としていた。

 野口氏は「万博開幕後もネパール館の工事ストップ!『期日までに支払う』言葉信じて業者“持ち出し”も…一国の“政府”相手に『未払いリスクあると思わず』関係者が明かす裏側」と題された記事を引用し「このネパール政府の対応は世界に対し国家の恥を晒すもの。日本の業者も例え相手が政府でも異国。性善説が通用しない事がある」と指摘。

 続く投稿で「しかし、ネパール大使館の対応はどうしたものか。説明責任を果たすべき。日本には多くのネパール人が滞在している。真面目に勉強したり働いているネパール人を何人も知っている。一生懸命、日本社会に馴染んでいこうと誠実に生きている。ネパール政府や大使館の対応は日本で真面目に生きているネパール人の努力に泥水をかけるようなもの。いつもネパールの味方でありたいと思ってきましたが、これに関しては極めて残念。というか、あまりに情けない」とつづった。

スポーツニッポン

「万博」をもっと詳しく

「万博」のニュース

「万博」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ